温度や素材の厚さ、雰囲気条件(特に酸素存在下か、それとも無酸素下か)、使用条件(高温時に接触する材料)にもよりますが…。
私が経験した化学実験の範囲内で書きます。
単純に温度だけを考えれば、プラスチックより金属の方が強いのは想像できると思います。
プラスチックに限定すると、フッ素系(テフロンとか)が総じて高温に強いです。
(種類によるが通常200℃くらい、フロン系ゴムならば、なかには300℃近くまで耐えられるものもあります。)
ポリカーボネートも比較的強いですね。(~180℃くらい)
(プラスチックといっていいかは分かりませんが)シリコーンゴムも200℃くらいまでは耐えられます。
(電子レンジ用の耐熱容器につかいますしね。)
5~600度くらいならばステンレスをよく使いますね。
ただ、1000℃を超える高温になると、酸素がある環境だと酸化されてボロボロになったりします。
1000℃くらいまでならば石英ガラスというものもあります。
1000℃を超えてくると、このあたりから磁器・陶器、セラミックが主力になってくるでしょうか。
私がよく使う高温実験用のるつぼの素材はアルミナですが、公称1600℃まで耐えます。
ただ、最初に書いた通り、使用する雰囲気や使用する薬剤、なにより使用用途にも左右されるので、一概に「こいつ最強」とは決められません。
たとえば、融点だけを見れば、炭素(3500℃くらい)が最強ですが、酸素がある状況下では、ご存じのとおり燃えてCO2になってなくなっちゃいますので。
(一番最初に「雰囲気条件~うんぬん」と書いたのはそのためです。)
お礼
詳しく有難うございました