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ロボットが生物になれない理由はありますか?
本来は生物の定義からになると思いますがそこら辺はお任せします。 映画、漫画や小説でロボットが人間になりたがるというお話は良く見かけるのですが人工物が生命体になれない理由はあるのでしょうか? 大元をたどれば同じ原理なので技術しだいじゃないかなぁというのが私の考えなのですが超えられない壁はありますかね。
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理論的には、「できる」でいいと思います。 例えば、SF小説の、J.Pホーガン「造物主の掟」(創元社)などで理論展開されています。 生物としての条件のクリア度: 自己増殖:フォンノイマンマシンという概念により、コンピュータ黎明期に早くもokが確定。 自由意思:人工頭脳を持っており、学習機能と自由意思の区別は原理的に不可能なのでok。 進化:かなり苦しいが、「造物主の掟」でいちおう理論展開されている。 ※フォンノイマンマシンとは、自己増殖する機械と、現在のコンピュータの形態(プログラム内蔵方式)を 指す場合があります。前者の意味で使っていますが、インタネ検索時は後者のほうがヒットが多いので注意。 ただし、結論は逆。 自己増殖アリ(資源探査~生産工場一切を含む。)自由意思アリとすると、何らかの理由で 人間排除に向かう可能性があります。 よって、設計者の特権を使い、何らかの歯止めが必要。 自己増殖も自由意志もブロックせざるを得ない。よって、生物にはなれない。 理由: 自由意志だけをブロックしたとします。具体的には、アシモフのロボット工学3原則 (人間に危害を与えることの禁止、人間の命令の服従が、ロボット自身の保全より優先される) を組み込んだとします。 それでも、アシモフ自身が、この論理の欠陥を追求しています。 「人類全体の利益のために、一部の人の生命を奪うことは可能か?」 可能なら、そのロボットが、「人類全体の利益のためになると考えたなら、どんな行動に出てもよい」ことになります。 よって、 自己増殖や自由意思を組み込んだロボットを作ることは自殺行為であり、アホすぎる。 だから、自己増殖や自由意思を組み込むことをしない という理由で、ロボットが生物になることは無いしょう。 以下、結論に対し反対のことを書いているけど.... >自己増殖機能を組み込んだら破滅。だから組み込まない。よって、生物にならない。 どこかのマッドさんがこの禁を破ったらオシマイ。 私は、ごく普通にプロラムしても自由意志に相当する事象が生じてしまうという立場です。 よって、自己増殖機能のほうをブロックするということになります。 自己増殖機能のほうをブロックするというプログラムを組み込んでも、 プログラムを書き換えで自己増殖するかもしれません。 この意味で、工学的には「生物になるのをブロックしても、いずれ生物となるのを防ぐことはできない」 じゃないかと思います。
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- DESTROY11
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「生命」の定義のひとつに「自己増殖」があります。 何かしらの形で自分のコピーをつくり、増えていく能力。 これが現在の人工機械には欠けています。 まだ実現されていませんが、ナノマシンには自己増殖機能が付加されることが想定されていますから、この次点で生物の位置に達するでしょう。
お礼
ありがとうございます。
- mazeran
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「インテリジェント・マテリアル」と言う言葉を聞いたことはありませんか。 これはもはや生命体を超えた機能・能力があるものとされています。 物質を構成している分子などに、自己判断させる機能を持たせることで実現します。 研究は盛んにされており、一部実用化されている技術もあります。 生命体と言えども、細かく見れば0か1の判断を行っているわけで、それらが集合し統制をとれば、あたかも意志を持っているかのように振舞うことができるわけです。 仰る通り、「技術次第」なわけです。 人類は「DNA」と言う生命の基となるであろうしくみを発見し、解析を進めています。 人工物であっても、「インテリジェント・マテリアル」の考えを進め、DNAのしくみに近付ければ、「生命体」のような振る舞いをさせることは可能な段階になっています。 あくまで「生命体のような振る舞い」をするだけであり、人類が定義する「生命体」とは違うかも知れません。 しかし元がロボットである以上、人間に害を与えない「意思」を持つことが大前提となりますので、そう言った意味では「生命体」と言ってもいいと思います。 「壁」は、意思や理性をコントロールする技術になると思います。 人間の裁判でも、裁判官が違えば有罪が無罪になることもありますね。 人工生命体に、これらの判断を何を基準に判断させるか。 つまり人間の社会には確実に「矛盾」が存在しているわけです。 人工生命体以前の問題でして、人間としてどのような基準でコントロールするかが、もっとも大きな「壁」になることは明らかです。 「絶対に人間に危害を与えないロボット」とは何かを、まずは人間が定義して行く必要があります。 それは、「地方裁判所」、「高等裁判所」、「最高裁判所」がある限り、絶対に危害を与えないロボットは実現不可能なわけです。 従って、人間が安易に考えるような人工生命体、又は意思を持ったロボットと言うのは、SFのような夢の中だけの話になり、実現は永遠に不可能、逆に実現してはならないものになります。 技術次第で可能な人工生命ですが、宗教や民族習慣が違い、人間同士が争っている現実がある限り、これが「超えられない壁」の大元(元凶)になるものと思います。
お礼
ありがとうございます。
- k_kota
- ベストアンサー率19% (434/2186)
生き物になれるかと言うと、そもそもロボットの定義の問題な気がします。 ざっくり人工物だとすると「自己増殖性」を満たすのは可能ですので 生物になることは可能です。 実現できないのは「生物から生まれた」と言う条件ですね、要するに自己増殖の結果から生まれたものではないと言う点がスタートの一台については実現できません。 でも、それを言うと化学物質だった今の生命の祖はどうなるのか?と言う話になります。 SFとしてはまあ、なれる場合なれない場合ありますが、なろうとする行為自体が大分レベルが高くて生物を超えて人間に近いとこに来てしまってます。 要するに文学作品に科学的なものを求めても意味無いのです。 生物になれない理由はありませんが、生物となるにはおそらくかなりの時間が必要ですし、人間がそれを求めるかも分かりません。
お礼
ありがとうございます。
- oneone101
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逆に言うと映画、漫画や小説でそういう描写ばっかりするから 先入観が植え付けられてしまったという可能性もあるのでは なかろうか。 なにしろ、現実の生命並みのロボットはまだないのだから。 何の先入観もなしに突然目の前に現れたら生命として認めて いた未来もあったかもしれない。
お礼
ありがとうございます。 先入観ですか、どういったものになるんでしょうか。 例えばまったく人間と同じ機能を持っていたとしても素材が違うから人間でないということは可能だと思います。 全ての人間が認めるかどうかってそんなに重要でしょうか?
- dogday
- ベストアンサー率29% (2313/7949)
>あくまで「理論的には」できるかできないかというお話になると思います。 人類が生物の定義、命の定義を科学的に持っていないので、生物並みのロボットまでは認知できるのですが、完全に生物であることを人間が認知できないのです。 攻殻機動隊の原作は、ずっと機械と生命の認知がテーマです。 技術的特異点という言葉があって、科学技術が進歩し続けると、いつか人類の生物限界を超える日が来て、その特異点を迎えた途端、人類はその技術を理解できなくなり、機械が機械を自律的に作りはじめ、機械が人類を超える存在になるという理論。 ターミネーターやマトリックスは、技術的特異点以降を描いた作品です。
お礼
ありがとうございます。 まあ脳にも限界はあるんでしょうね。 とりあえずは可能ってことですか。
- halcyon626
- ベストアンサー率40% (156/388)
そうですね・・・体の機能的な部分は、ナノマシンとかでほとんど出来そうですし、 記憶や感情面は、メモリーや学習機能になるんでしょう。 生物は進化する!!とか一瞬思ったけど、ロボットでも学習して調整は可能なワケでして。 何か、ロボットになったらなったで、生存やら生命活動に対する認識が無くなりそうな気がします。 生命活動をするからこそ、生物の体は朽ちゆくワケで、 その老朽化が無い以上、ロボットに生命活動は必要無くなり、生物にはなれない。 イマイチ理解に苦しいのですが、私の見解はそんなところです。 生命体になれないのは、ロボットには生存や生命活動の必要が無いから。 はい。そのまんまですね・・・。だから、ロボットなのに(笑) 参考までに、
お礼
回答ありがとうございます。 そうなんですよね、これはどうだ!!って思っても良く考えればロボットでもできる。 ロボットにこれはできないだろう、と思うと生物にも出来なかったりする。 そんな感じで先ほどから考え込んでます。 老朽化ですか、例えばパソコン一つとってもお手入れは必要だしいつかは壊れますので物にも寿命はあると思います。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは。 >>>本来は生物の定義からになると思いますが 「なまもの」の定義は、「加熱などをしないで、そのまま・・・」・・・ 私はロボットのことを生物と呼ばない理由は、自力で子孫を残したり増殖したりしないこと、その一点に尽きると思います。 それができるようになりさえすれば、晴れて生物の一員として認められると思います。 その形態は、生殖、受粉、分裂などでなくてもよいと思います。 たとえば、ロボット自身が、自分自身と同じ種類のロボットを製造できるようになるとかです。
お礼
回答ありがとうございます。 なまもの... 笑いましたw 子孫や増殖との事ですが工場ではどうでしょう。 そこら辺は人間と比較してもクリアできると思います。
- 0522funyu
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生命体になれない、のではなく、作り出した人間自身が生命体として認知してくれない、というほうが正しいと思います。 そもそもロボットを生み出した経緯は、人間のような意識を通じ合えるものを作り出したい、という願望からですからね。 究極を求め、人間を構成している物質で身体と魂と呼べるものなどを作り上げたとしても、それは「人工物」であって、決して「人間」と呼ばれる存在にはなりません。 つまりようやくここまで来て「人間に近い人工物or生命体」になれるでしょう。 ただ人間というのはプライドが高いもので、自分と同じ存在となるものを蹴落としたくなる人が必ず出てくるんですよね(下からのし上がってきた部下を蹴落としたくなる上司の図のようですね)。 ひょっとしたら、そういう人工物を「生命とは認知できない」みたいな法律ができるかもしれませんね~。 で、そういう技術や生物の定義がどうのこうのという話をしょっぴくと、結局最後は生物の頂点である人間からの認知が~という話になるような気がします……
お礼
ありがとうござます。 人間に絞ったらそれはもう既存の定義から無理確定だと思うので生物、生命体としました。 本質的なところで人工物に越えられない壁はあるのかなと思いました。 プライドですか、絵に恋する人もたくさんいますし大丈夫じゃないですかね。
- ohyuhi
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あなた様の様な考えは、僕好きです。 僕の考えでは生物になりますよ。ロボットと言うか金属が勝手に動く程度では生物とは考えにくいですが、キメラのように人工的に遺伝子を配合して・・ とか。。 ただ、道徳の問題で色々ありますね。。 今後に期待したいです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 私も人間が作るとは思っていません、見合うメリットも無いでしょうし。 あくまで「理論的には」できるかできないかというお話になると思います。 こういった内容を扱うSFの中では人間になれないという結論になるものが多いようで疑問に感じ質問しました。
お礼
ありがとうございます。 私も作る価値は無いと思います。