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炭酸ガス排出量について
火力と原子力発電での炭酸ガス排出量はどのくらい違うのでしょうか。 また現在地球上で発生している炭酸ガスの多くは、車と発電所だと思うのですが、車と火力発電所ではどのくらい違うのでしょうか。どなたか教えて下さい。
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まず、原子力発電では二酸化炭素が発生しないことについては、すでに回答のあるとおりですネ。 次に、車の二酸化炭素排出量は全体の約20%といわれています。一方、火力発電に起因するものは約30%といわれています。 現在、化石燃料(石炭・石油)の燃焼によって排出される二酸化炭素量は炭素として、年間約60億トンといわれています。森林伐採による二酸化炭素量の増加は1億6000万~8億トンの間とされています。 これに対し、自然界での火山活動で発生する二酸化炭素量は地球全体で2000万~3000万トンであるといわれていますので、人間が如何に多くの二酸化炭素を作り出しているかが判りますネ。 ところで、二酸化炭素排出量のみに絞って考えると、ディーゼル車はガソリン車に比べて2~3割少なくなっています。他の物質の排出については別ですが。 以上、kawakawaでした。
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- YUZURU
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頂戴したお礼の中に質問がありましたので、一部補足いたします。メタンにした後の処理が問題ですね、北極海に持って行って、メタンだまりに戻せれば良いのですが、現実的には、温暖化の影響でメタンだまりが溶け出しているし持って行くコストが・・・ツンドラの下にでも閉じ込めればいいのですが、燃料にしてしまっては、元も子もありませんしねぇ。 脱硫技術はOKなのですが、それを施設するお金がないのが現状です、日本政府が面倒をみるしかないでしょう、本当は、硫黄の含有量が多い石炭を燃やさなければ良いのですが、工業化を進める、中国に燃やすなとは言えない所が苦しいとこですね。なにせ露天掘りでいくらでも取れますから、コストがとびきり安いですからね、それから、これは推測ですが、発電所の脱硫技術では、ドイツが一番進んでいるのではと思います。
お礼
ありがとうございました。 たしかにメタンを燃やしたのでは意味がありませんね。 でも化学工業の原料には使えないでしょうか。 なお脱硫技術はとりあえず動向を見ているしかないみたいですね。 いろいろご教唆頂きありがとうございました。大変参考になりました。
- YUZURU
- ベストアンサー率25% (37/146)
少なからず、関係している電気主任技術者です。 核燃料の製造過程で電力を使いますので、原子炉が無罪というわけにはいきませんが、使った以上の電力は余裕で発電しますので、大目にみましょう、問題は、火力発電所ですが、石炭を使った場合などどうしても炭酸ガスは発生してしまいますが、現在は基礎電力を原子力、昼間の電力を火力、ピーク時の電力を水力発電(揚水型を含む)で賄っています、純粋に炭酸ガスの事を考えると、原子力発電所を増設できれば、火力発電をなくして、原子力と水力で賄う事も可能ですが、増設が難しい現状では、原子炉の余剰電力(夜間)を電気自動車等で、有効利用するほかありません、他にはエコアイスやフライホイール型蓄電装置など夜間電力の有効利用、アルミ工場など電気をたくさん使う会社の夜間のみの稼動等、みなで工夫してやっていくしかないでしょう、これとは、別に中国等への技術支援も大切です、中国の石炭は、硫黄分が多く、大気汚染が激しくなる一方です、日本の火力発電所は、硫黄分の少ないオーストラリア産の石炭を使っていますのでこの点は大丈夫ですが、地球規模で見た場合、脱硫技術の無償供与は、最重要課題です、国際的な援助が必要だと思います。
お礼
電力運用の概要がわかりました。ありがとうございました。 ところで、夜間の余剰電力で水素ガスを製造して、その水素ガスを用いて二酸化炭素を触媒でメタンにするというのはどうでしょうか。物質収支があってるかどうかわかりませんが。 また中国の脱硫技術供与は、どこが推進する事になっているのでしょうか。それと脱硫技術は成熟していると考えてよいのでしょうか。
- gokuh
- ベストアンサー率37% (35/94)
ふざけた答えのようですが、牛のゲップというのも馬鹿に出来ないくらいの炭酸ガスの原因になってるといって問題になってるというのをみたことがあります。 でも、どうすれば良いのでしょうね。 炭酸ガスは温暖化の問題で結構高問題になってますが、出すことより、消化?する機能を地球が失ってるほうが問題でしょう。木々の緑もそうですが、海(特に北極海)が吸収し海底に蓄える分も近年の人間の進出や汚染でその能力を失ってきているそうですから。
お礼
ゲップの問題は私も聞いた事があります。どうしようもないように思いますが。 海が吸収するのは初めて知りました。 ご回答ありがとうございました。
- prog001
- ベストアンサー率28% (13/45)
以前,原子力発電では核燃料の精製過程で排出される 二酸化炭素の量が馬鹿にならない,という話を聞いたの ですが,その辺はどうなんでしょう? また,生物由来の炭酸ガスの排出も相当なものではないか と思われるのですが,,,.
お礼
ご回答ありがとうございます。 質問が舌足らずだったのですが、燃料の精製過程で排出される二酸化炭素も含めてのだったのです。どこかで見たのですが、忘れてしまいました。たしか大した量ではなかったと思いますが。 なお生物由来(おそらく人)の炭酸ガスも多いのでしょうが。手の打ち様がないように思います。
- cricket
- ベストアンサー率22% (107/466)
火力発電は二酸化炭素を大量に吐き出します。 反面、原子力発電は二酸化炭素を出しません。 この点は原発推進派の有力な論点ですが、 原子力発電所を管理する人たちによって放射線をばらまかれるので(東海村の事件を思い出して下さい。)最近は重要な論点ではなくなっています。 車1台の二酸化炭素の量は火力発電所に比べればたかが知れていますが、日本中の車を合わせれば、多分匹敵するでしょう。データがないので済みません。 エンジンからの排気、特にディーゼルエンジンの排気について言えば、窒素酸化物などの発ガン性の方が問題です。 たばこの煙モクモクの事務所に一日いるよりも、 町を歩く方が発癌性が高いのです。知ってました?
お礼
ご回答ありがとうございました。 私は二酸化炭素―地球温暖化は直面した危機だと考えています。原子力がそのために有効であれば、選択肢として残すべきだと思いますが、原子力に関する信頼は地に落ちてますね。二酸化炭素削減は火発か車で推進するべきなのでしょうか。
- Dick
- ベストアンサー率26% (9/34)
原子力発電の場合,発電に伴う炭酸ガスの排出量はゼロです.そういう意味では比べようがありません.建設時には多少排出するので,これで比較しているようです. 地球全体の場合,炭酸ガスの排出量が多いのは: 焼畑農業に伴うもの. 火山活動に伴うもの. 山火事(自然火災)によるもの. がワースト3だったと記憶しています. 詳しい事は「地球温暖化」をキーワードにして探せば色々あると思いますが,原子力発電に関しては,例えば <http://www.tepco.co.jp> など.
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
定量的なご回答ありがとうございました。大変参考になりました。