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厚生年金について素朴な疑問
厚生年金は60歳あるいは65歳から受け取ることができるのですが、この金額について教えてほし いのですが、退職前は、それぞれお給料の額は様々だと思うのです。 もちろん会社が負担している部分もあるのですが。 それでも、最終的に受給時期になれば厚生年金の額は全員同じ額を受け取ることになるのでしょう か?受給する年齢によって変わってくるのは分かりますが、同じ年齢でスタートした場合です。 基本的なことなのでしょうが、よくわかりません。教えてください。
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厚生年金は基礎年金部分(国民年金相当)と、 報酬比例部分があります。 それらの合計がもらえます。 基礎年金部分は払った保険料(給料から天引きされた額)の大小でなく、 払った月数で、貰える年金額が決まる。 満額は40年で、40年以上払っても増えません。 貰える年金は満額で、約79万円(年額)。 月額約66000円。 報酬比例部分は、払った保険料に正比例します。 満額と言うのはありません。 ちなみに、累計収入の約0.7%が年金額(年額)。 たとえば、年収400万円で40年勤務。 累計収入が1億6000万円。 これの0.7%で112万円が貰える額。 月額で約93000円。 上記の基礎年金と合計で、 月額16万円弱貰える。 また、保険料は収入の約15%、会社と本人で折半。 収入20万円だと自己負担15000円。 ボーナス時も同じ割合で引かれます。
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- srafp
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> 厚生年金は60歳あるいは65歳から受け取ることができるのですが、 60歳から給付開始 名称:特別支給の老齢厚生年金 条件:老齢基礎年金の受給権を持ち、厚生年金に1年以上の加入履歴がある者 受給開始年齢:生年月日及び性別に応じて異なる。 受給期間:受給開始から65歳未満 65歳から給付開始 名称:老齢厚生年金 条件:老齢基礎年金の受給権を持ち、厚生年金に1箇月以上の加入履歴がある者 受給開始年齢:原則として65歳から(支給の繰上げや繰り下げがある) 受給期間:受給開始から死亡するまで > それでも、最終的に受給時期になれば厚生年金の額は全員同じ額を受け取ることになるのでしょう > か?受給する年齢によって変わってくるのは分かりますが、同じ年齢でスタートした場合です。 > 基本的なことなのでしょうが、よくわかりません。教えてください。 65歳からの老齢厚生年金で説明いたします。 大まかに説明すれば、他の方が答えられておりますように、厚生年金に加入していた各月の保険料が計算の基礎となるので、年金額は各人毎に異なります。 全員同じになるのは、国民年金法による『老齢基礎年金』です[満額受給の場合]。 ** 以降は、チョット専門用語を使った、上よりは少しは詳しい説明です ** 毎月の給料から控除されている保険料は『標準報酬月額』、毎回の賞与から控除されている保険料は『標準賞与』と言う物に基づいて計算されております。 老齢厚生年金は、この『標準報酬月額』と『標準賞与』の合計額の平均を使うのですが、30年前と1年前とでは物価水準が異なるので、平均値を出す前に、各月の『標準報酬月額』と各回の『標準賞与』は、「何年何月の分なのか?」で再評価率を掛けます。これを『再評価後の平均報酬』と呼ぶことにしましょう。 では、年金額は『再評価後の平均報酬』を使ってどのように計算されるのか?正式な計算式では御座いませんが、簡易な計算式を書くと次のようになります 『再評価後の平均報酬』×厚生年金の被保険者月数×5/1000×物価スライド率 この式に「物価スライド率」があるのは、支給が決定した後の毎年の年金額も物価の変動に応じて支払うべきだからです。最近、「平成23年度の老齢基礎年金額が引き下げになる」とのニュースを読んだ事はありませんか?これが引き下げの根拠です。 と言う事で、『再評価後の平均報酬』は人によって異なる事が普通なので、老齢厚生年金は65歳から受給を開始したとしても各人毎に金額は異なってきます。 では理解しやすいように、例を2つ書きます。 ケース1 ・被保険者Aさん ・厚生年金の加入履歴[数値は再評価前] 20歳0箇月~39歳12箇月の240月[再評価率10%] 各月の標準報酬月額300千円 各回の標準賞与400千円 (賞与は年2回とする) 40歳0箇月~59歳12ヶ月の240月[再評価率5%] 各月の標準報酬月額420千円 各回の標準賞与0千円 (300千円×240月+400千円×年2回×20年)×1.1+420千円×240月×1.05 =88,000千円×1.1+105,840千円×1.05 =207,932千円 207,932千円÷480月≒433千円 ⇒ 再評価後の平均報酬 ケース2 ・被保険者Bさん ・厚生年金の加入履歴[数値は再評価前] 20歳0箇月~39歳12箇月の240月[再評価率10%] 各月の標準報酬月額280千円 各回の標準賞与500千円 (賞与は年2回とする) 40歳0箇月~59歳12ヶ月の240月[再評価率5%] 各月の標準報酬月額340千円 各回の標準賞与100千円 (280千円×240月+500千円×年2回×20年)×1.1+340千円×240月×1.05 =87,000千円×1.1+85,680千円×1.05 =185,664千円 185,664千円÷480月≒386千円 ⇒ 再評価後の平均報酬
- ben0514
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厚生年金部分の年金受給は、保険料負担によっても受給額が変わるはずです。 まったく同一の条件は、まず無いでしょうね。 新卒での就職から年金受給までの間で、国民年金・厚生年金・共済年金などの加入履歴がありますし、保険料の算定に影響する給料の額も人それぞれでしょう。 長い期間高給取りで保険料負担された人ほど、年金受給額が大きくなります。 長い期間少ない給料で保険料金額が少なければ、年金受給額は少なくなることでしょう。 しかし、国民年金は一律でしょう。 厚生年金は、会社との折半で保険料を負担しているため、国民年金の保険料よりも多く保険料負担していることになります。 これらのことから、加入すべき期間のすべてを年金加入し保険料負担した場合、会社勤めをしたことの無い国民年金加入者と厚生年金に少しの期間でも加入したことのある人では、厚生年金加入をしたことのある人のほうが受給額が多くなることでしょう。 私は零細会社の役員で、税金対策や社会保険料負担を軽減するため、役員報酬を極端に下げています。したがって保険料も少ない金額しか負担していません。将来のもらえる年金は少なくなることは覚悟しています。出来るだけ年金をもらえるように、会社業績を上げることで役員報酬も上げ、保険料をしっかりと払おうと思っています。 私の両親はすでに年金受給していますが、両親と同世代で仲良くしている複数のご夫妻の話を聞くと、大きい会社で高給取りであった人は、現役時代に保険料も高額でしたが、年金を貰うときには同様に高額ですね。私の両親は、早い段階で就職先の会社では給料は先が見えているため、パートなどで収入を増やし、生活費を削りながら、民間の年金保険などを契約していましたね。老後に遊ぶにしても寂しい思いをしたくないために考えていたようですね。
- muyugusanjin
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厚生年金掛金は、収入に応じて徴収され。 給付は徴収された、金額・期間に応じて給付されます。 よって、受給者全員が同じ受給額に為る事は在り得ません。
お礼
早速お返事いただきありがとうございました。 よくわかりました。