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CTとMRIの違い
CTもMRIもともに断層写真をとるものと思っています。 私の理解ではCTをとってそれではわからなく、より高い制度を必要とする場合にMRIをとるものと思っています。 だから脳などのように細かいところの検査ではMRIが使われるのだと・・・。部位によっても違うのでしょうか?あとMRIは3D画像にすることができると思っています。実際はどうなのでしょうか??
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No.1です。 自分も答えられる範囲で、本当の専門家が答えると別の回答かもしれませんが、、、 自分が考えるに、CTとMRIにはそれぞれに長所・短所があり、 患者の症例によって、CTが強い部分とMRIが強い部分が存在します。 一般に脳はMRIがいいと言われていますが、 これは、軟組織を観察するのに適するからです。 人体構成物質である水や脂肪・タンパク質などに含まれる 水素原子核の性質を利用して個々の組織における画像コントラストの 差異を強調します。 確かに脳実質を見る場合などはよいかもしれません。 しかし、早期の脳内出血などでは、CTでは高吸収(白く)描出されるため、 発見が容易です。 一概にMRIが優れているとはいえません。 最近では、CTでもマルチCTというのが使用されるようになりました。 単純に今まででは一回転で一枚の画像でしたが、このCTは検出器を 複数の列に持っており、4枚~16枚程度の画像が得られます。 これにより、高速CTが実現され、造影剤を使用した3DCTでは、 骨との位置関係も把握でき、今ではMRIよりも使用している施設もあります。 施設に投資する金額も大きいので、大きな病院では高磁場(1.0~1.5T)を入れているところが 多いと思いますが、通常の病院では0.5T程度が多いと思います。 CTもマルチCTを入れているところがすべてではありません。 何か、CTよりの意見ですが、どちらが優れているというよりも、 見る個所や症状によって、強い部分と弱い部分があるということです。
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横から失礼#3です。 >MRIが脳外科に多いのはの脳の撮影をする際CTをとると頭蓋骨で覆われているために脳の写真ができないのですよね。そう思いますが、どうでしょう。 そういう風に理解されるとそれはちょっと違~う。と、言いたくなってしまいますぅ。 http://www.kitaharahosp.com/ct_mri.htm http://www.hosp.go.jp/~kamo/ct_mri.htm http://www.miharahp.com/hp/lab/lab_mc.html どっちが良いとは言えないんです。 患者さんの病状によります。
- ekitaigenzou
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みなさんご指摘の通りなのですが. 素人の立場で書かせてください. CTは,Computer(コンピュータ) Tomography(断層写真) でコンピュータによる断層写真という意味です. つまり,身体を切ることなく断面の写真をとる技術の事です. 一方,MRIは,Magnetic(磁気) Resonance(共鳴) Image(画像)で,核磁気共鳴CTです.別名 昔は,NMR(Nuclear Magnetic Resonance)文字通り,核磁気共鳴です. 細胞中の水分に含まれる水素の磁気による共鳴現象を用いたものです. ここまで,とみなさんご指摘の通り,MRI はCTの一種であり, 商品名として別の名前ですが,本来比較できるものではありません. ただ, CT: X線を用いる場合のCT X線が骨の成分にどれくらい吸収されるかをベースとする技術. MRI: NMR 磁気が身体の中の水分に含まれる水素原子にどれくらい影響を与えているかをベースとする技術. 一般的には,されています. 私の理解では,下記です.(想像です.) CTは,X線を用います.X線は身体に悪いです.あまりあてると「がん」になります.レントゲンは,放射線の被曝です.とにかく身体に悪いものです. だから,あまり照射できませんし,強度も強くできません.だから,遠慮して照射して得られたデータをコンピュータ処理してもボケた画像しか得られません. 一方MRIは核磁気共鳴です.詳細は不明ですが,磁気であれば,それほど身体に悪いとは思えません.だから思いっきり強く長時間あてて,たっぷりデータをとれます. よってコンピュータで処理すれば,鮮明な画像が得られます. その程度じゃないですか?(違ってたらごめんなさい) CTもMRIも二次元フーリエ変換の逆変換を用いていると思われます.このあたりは,数学的に面白い分野です. 20年前,大学の先生は,「そんなに大した(数学的な)技術じゃない.それなのに高価すぎる.メーカは暴利(ぼり)すぎ.」と言ってました. それでは.
- grothendieck
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tetuharuさん、こんにちは。確かに費用の面を除けばMRIの方がCTより優れている面が多いですが、CTの方が良い面もあります。 (1)CTの方が空間分解能が良い (2)CTは骨を描出できる(アーチファクトで邪魔になることもある) (3)脳出血の早期診断にはCTの方が良く分かる(他方、脳梗塞は初期にはCTでは分からない) (4)MRIはペースメーカーを入れている人は使えない など。 CTは数学的にはラドン変換を使っています。 (専門家なのに自信なし)
- tds2a
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物理学ではなく、簡単な答えです。 画像得るために、X線を使うものが CT 画像得るために、磁気を使うものが MRI X線は骨などが通過を妨げて目的の画像が得られない部分があります。 磁気は通過を妨げるものは人体にないために画像が得られない部分がない。 X線には被爆という問題もあります。 多分NO1さんは専門知識で正確な解答ですが私レベルは用語の解説も必要です。
CTもMRIでもある条件さえそろえば3Dにできます。
- kounotori3
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CTはX線を利用していますが、MRIは磁気共鳴を応用しています 私は目眩の診断を受けた時、最初CTで検査の後、詳細に就いてはMRIで再検査しましょうと言われました MRIで撮影した画像を見ると、細かい所迄鮮明に見えます、CTに比べMRIの設備費が高く、診断撮影時間が長いのが欠点でしょう 詳細に就いては別の人にお願い致します
CT( Computed Tomography ;コンピュータ断層、一般的には、X線CTを指す)は、実は基本的にはレントゲン写真(単純X線撮影)と同じで、体を通過したX線を検出器でとらえて組織のX線吸収率の違いを画像化しています。例えば、骨は筋肉や内臓に比べてX線の吸収が大きいので白く写る訳ですね。 普通のレントゲン写真と違う点は、検出器を体の周りをぐるりと回して、色々な方向から撮ったデータをコンピュータで計算して、もとの(つまり体の)立体的な吸収分布画像を再構成する点です。 レントゲン写真に比べると、体の内部の構造がずっとよく判るので非常に多く使われます。吸収率のよく似た組織(内臓と腫瘍など)は、形状で判断して見分けます。 MRI( Magnatic resonance image ;磁気共鳴画像検査)は、CTとは全く別の方法で体内の様子を画像化しています。一定強度の静磁場の中では、組織中のH原子は、陽子の周りを電子が特定の周波数で回転している小さな電磁石と見立てることが出来きます。この磁石は組織内部でそれぞれ、てんで勝手な運動をしていますが、エネルギーを与えて強制的に方向をそろえてやると、組織の(H原子の)状態によって元のバラバラな状態にもどる時間(緩和時間)が異なります。 MRIでは、この戻り時間の違い、つまり組織の状態の違いを画像化してあり、CTでは見分けの付きにくい組織を明瞭に区別することが出来ます。 例えばH原子の縦方向への戻り時間(縦緩和=T1)と横方の戻り時間(横緩和=T2)のうち横方向の戻り時間を強調した画像(T2強調画像)では、腫瘍のような水ぽい組織が白く描出されるので特に腫瘍の鑑別に有用です。 また、基本的に胴体を輪切りにした断面しか得られないCTと異なり、体を思い通りの方向で切った断面が得られる利点がある。 ということらしいです。 もっと詳しい話も聞きましたが、簡単にするため説明をはしょった部分もあります。こんな原理を考え出して実用化した人は凄いと思います。
お礼
有難うございます。 何となくわかりました。CTだとX線が骨に吸収されてしまうのですよね。MRIが脳外科に多いのはの脳の撮影をする際CTをとると頭蓋骨で覆われているために脳の写真ができないのですよね。そう思いますが、どうでしょう?