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頻度の副詞/文修飾の可否に関して
- 頻度の副詞/文修飾の可否に関して
- 解説には頻度の副詞を取れるのは(D)のみ、とあったのですが、(C)を「明らかに、断然」という意味で用いておかしい理由は何でしょうか?
- 意味的には(C)も通じる可能性がありますが、文法的には(D)が正解です。頻度の副詞は多くの場合否定文と一緒に用いられるため、選択肢(C)が正しい文法的な形ではありません。
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副詞(句・節)を文頭に出すと、倒置(疑問文の形)にすることが出来るということはご存じだろうと思います。すると選択肢は形態的にはすべて、副詞でその倒置の可能性を含んでいるということになります。 意味から言って(A)(B)は除外されているようなので、(C)と(D)を考えていきます。一番最初に申しました。副詞の中でも否定(not)を含む副詞は結構優先順位が高いと思います。したがって(D)は正解の中に含まれると言うことにはご異存はなかろうかと思います。 さて(C)decidelyは「明らかに」という意味で、clearlyと同義という意味で置き換えてみましょう。倒置の形ではなく元の形になおした形で見てみましょう。 Clearly the marketing environment has been more complex and subject to change. ・・・(X) このClearlyという副詞はUnfortunately, Strangely, Certainlyなどと同じで、文全体を修飾する副詞と言われ、 It is clear that ... ; It was unfortunate that ... ; It is certain that ... というふうに書き換えることが出来ます。 ですから、(X)の文が倒置になる理由は何もないことになります。 もうひとつ面倒なことは、decidely = clealy と便宜的に申しましたが、 It is decided that ・・・とは出来ないのです。be decided は「決定される」という受け身になってしまうからです。飽くまでアナロジー(類推・類比)という手法を用いて考えるべき問題です。 こういうふうに、「書き換え」が出来ていくとかなり解決できる問題も増えていくのですが、最近は書き換えという独自のカテゴリーの問題が少なくなっていますので、実力を伸ばそうと思えば、単独の「書き換え問題集」に取り組まれることをおすすめいたします。
お礼
回答ありがとうございます。 否定的表現でないdecidedlyでは倒置できないこと、またdecidedlyが文修飾できない理由もとても分かりやすく説明してくださり感謝しています。 書き換え専用の問題集と言うのは初めて耳にしました。少し検索してみたのですが、 『英語書き換え問題の新研究 [単行本] 多田 幸蔵 』 が見つかりました。このような問題集ということでしょうか。 以前 江川泰一郎著『英文法解説』の形容詞の項目を見ていた時に、書き換えの表現が多数紹介されており、非常に参考になりました。同時に、自分がこの方面に苦手であったことが思い出されました。この機会に取り組んでみたいと思います。