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濃硫酸と希硫酸について
こんにちは。よろしくお願いします。 濃硫酸と希硫酸の違いとして、 (1)酸としての性質 (2)酸化作用 (3)脱水作用 (4)吸湿性 が挙げられると思いますが、よく分かりません。 というのも、(1)と(2)、(3)と(4)は同じことを指しているように思えるからです。 それぞれの違いを、(私のような初心者でも分かるように、なるべく噛み砕いて)お教えいただけませんでしょうか? お手数かと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
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(1)の「酸」とは酸性を示す物質のことです。 そして「酸性」と「酸化」とは質問者さんのような入門者レベルにおいては全く異なった事柄です。 酸性とは水素イオンH+(正確を期すならオキソニウムイオンH30+)の示す性質のこと、 酸化とは酸素原子と結合すること(または水素原子を失うことまたは電子を失うこと)です。 吸湿性と脱水性も別の事柄を指しています。 吸湿性とはその名の通り湿気つまり水分を吸い取る性質。 いまH2Oとして存在している水を除去します。 脱水作用とは、洗濯物の脱水とは全く別のことです。 いまH2Oとして存在していないけれど、無理矢理H2Oを作って引き抜いてしまう作用です。 たとえばエタノールCH3CH2OHから無理矢理H2Oを作って引き抜き、 CH2=CH2やCH3CH2OCH2CH3ができるようなものを言います。