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ノックアウトマウスの作成について

ノックアウトマウス作成手順において 白色マウス由来のES細胞に、目的遺伝子を破壊した遺伝子を導入→グレーのマウス由来の肺胞盤へ注入→それを雌マウスの子宮に注入する→白とグレーの毛色の混ざったキメラマウスが生まれる ですよね?? この後、キメラマウスと掛け合わせるのは白色ですか?それともグレーですか?? 理由も教えてください(>_<;)お願いします。 気になって眠れません(笑)

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  • Mr_Spock
  • ベストアンサー率75% (57/76)
回答No.2

白色です。 この場合だと、グレー系統由来の宿主の細胞と、白色系統由来のES細胞とが体細胞モザイク(キメラ)になっています。 KOの目的は体細胞モザイクとして、一個体内の細胞の一部だけをKOした状態がほしいのではなく、全細胞がKOされたES細胞由来にならなければなりません。たまたま生殖細胞にES細胞が参加しているキメラが生じていれば、ES細胞由来でKOアリルをもつ配偶子が出来てきます。この配偶子が受精して発生した子は、個体を構成するすべての細胞がKOアリルをもち(ヘテロ接合であるにせよ)、そのアリルは配偶子を通じて子孫に伝播されるようになります。 ここで問題は、キメラ個体を交配してできた子供のどれが、ES細胞由来の配偶子から生じたかをどう区別するかです。白色系統(劣性のアルビノ系統)の個体と交配すれば、宿主であるグレー系統由来の配偶子から生じた子はグレーになり、白色系統ES細胞由来の配偶子から生じた子は白色になるということで区別できます。 一般的、というかオーソドックスには、宿主を白色系統、ESを黒色系統由来にして、キメラ個体から生まれた黒色個体がKO個体である、というようにするものだと理解していますが、この場合も白色個体とかければ良いわけです。 ↓キメラ(体細胞モザイク)と雑種(hybrid)をconfuseしていらっしゃる。

akane32
質問者

お礼

なるほど!よく分かりました! これは確か検定交雑というやつですよね?? すっきりしました(^O^)これで眠れます(笑) ありがとうございました!

その他の回答 (1)

回答No.1

目的によって違います。 白色やグレーというのは教科書に書いてあるのでしょうか? 白色やグレーのマウスと言ってもいくつも系統がありますし(数十種類?)、白色以外のマウス由来のES細胞も使われます(ES細胞はまだ数種類しかない)。 キメラマウスは2つの系統の混血なので、実験を行いたい方の系統のマウスと掛け合わせていきます。 普通は使いたい系統の胚を使うので、この場合はグレーを掛け合わせることが多いと思います。 どの系統を選ぶかは、その系統での解析が確立している、その系統の別のノックアウトマウスと比較したい、その系統の方が表現型がはっきり出る、などいろいろな理由で決まります。

akane32
質問者

お礼

ありがとうございます! とても分かりやすいです^^

akane32
質問者

補足

ご回答ありがとうございます! 目的によって違うのですね。白とかグレーとかいうのは、Wikipediaに載っていたのでそちらを参考にしました。 もう一つ質問してもよろしいでしょうか? 仮にキメラマウスとグレーを掛け合わせるとします。 それらの子の中に白色の個体が含まれていたとしたら、その個体はノックアウトされた遺伝子と正常な遺伝子を持つヘテロマウスである ということで合ってますか?? またグレーの体毛を持つヘテロマウスは生まれるのでしょうか?? 的外れな質問だったらすみません(;_;)

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