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ウォールデンの「森の生活」について
非常に興味があり、購入して読んでみようと思っています。 Amazonを見ると、岩波文庫や講談社学術文庫など、複数の 出版社から出ているようですが、お勧めはどれでしょうか? 訳し方に難があるせいで挫折したくないので、質問させて 頂きます。
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素晴らしい向学心と慧眼に敬意を表します。 個人的には『宝島社』の真崎義博訳を推奨致します。現代語風にこなれた文章は読みやすく、秀逸な出来映えであると思われます。 以下ご参考まで。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1443288959
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詩的な雰囲気に満たされた欧米の文章には、なかなか良い日本語訳はありません。 「森の生活」はとくに、その傾向が強い本だと思います。 繰り返し、繰り返し、新しい翻訳が出版されているのも、「これ」という翻訳が未だ無い所為では無いでしょうか? タイトルにしても、日本語タイトルの「森の生活」の「森」という言葉には、「外側から」木々の密集する、秘密めいた「森」を眺めている感覚があります。 しかし、「the life in the wood 」は、 in という前置詞が森の「中」での話であることを教えてくれます。 感覚的なものですが、森は光が届かない暗い場所、in the wood は陽射しの届く明るい場所、のような、違いを感じます。 日本語の汗をかいたという表現には、苦労したような印象が強いのに対し、英文だとスポーツ感覚の汗のように感じても良い箇所が多くなります. 言葉の意味を正しく理解するよりも、著者の感性や感情を豊かにつかみ取ったほうが良い、そういう書籍もあると思います。 だから、この本は原書をお薦めします. ずいぶん前ですが、岩波文庫と他の日本語訳を読んで納得がゆかず、その後手にしたハードカヴァーの原書が余りにも分かりやすかったので、日本語で読んだ時間がもったいなかったと思うほどでした。(よく考えてみると、日本語で読んでいるから、英文も分かりやすかったのかも知れません。) 受験英語では、500人中500番でしたが(高校時代)、英米では、5歳の子供でも英語をしゃべり、小学生でも英文を書けるわけだから、われわれが英文を理解不能な筈がありません。 というわけで、原書をお奨めします。 感覚ばかりでなく、もしかしたら、ソローの息づかいまで聞こえてくるかも知れません.
お礼
有難うございました。 その手がありましたね。ペーパーバックで安いのが出てました ので、まずは下の方の和訳を読んでから、原書にトライしよう と思います。
お礼
有難うございました。アマゾンで買おうと思いましたが 絶版のようですので、まずは図書館で予約しました。