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36度・・・

小学生の子供に説明したいのです。 お風呂の36度はぬるいけど気温の36度はかなり暑い。この違いはなぜ生じるのでしょう?

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  • oruka
  • ベストアンサー率42% (16/38)
回答No.3

よく話題になるテーマですね。 これには2つの要素が絡んでいます。 1つめは熱の伝わりやすさの違い 2つめはお風呂と気温の目的の違いです。 水などの液体や固体は空気などの気体より圧倒的に熱を伝えやすいのです。ですから80度の温風(サウナ等)は平気ですが80度のお湯に触れるとやけどします。-10度の冷気に触れても(冷凍庫の中から物を出すとき)気持ちいいくらいですがー10度の氷や容器に触れると痛いくらいですね。 つまり体温より高くも低くも、水より空気のほうが緩やかに熱を伝えるので、比較的大きい温度差でも平気です。 では36~7度(体温と同じ)のお風呂と気温はどうか? 人間のの体はほぼ地球の平均気温20度前後の中で体温を36~7度に保つような機能が備わっています。 筋肉等で発熱し、体表から放熱し、このバランスで36度に保つのです。熱くなれば汗をかいて気化熱を奪わせて放熱を大きくするわけです。さらにいうと現代人は「服を着て」という前提が加わります。 この機能を持つ人間にとって、気温36度というのはその中でずーっと活動し続けるにしては暑すぎる環境ということになります。 一方お風呂というのはちょっと目的が違いますね。 あくまでも、その中に10分ほど浸かって「あったまる」ためのものです。24時間浸かっていたらのぼせて死んでしまうかも(^^; 風呂上りは体がぬれていて放熱がとても大きい状態です。普通のお風呂の後なら体温が上がっているのでちょうどよいのですが、36度のお風呂の後では体が冷えてしまいます。湯に浸かっている間も38度くらい以下では習慣的に無意識にお風呂に求めている「あったまる」感が皆無なので「ぬるすぎてむしろ体温よりひくいんじゃないか?」という感覚をうけます。さらにわずかでも体温より低いと(35度以下とか)水は体温を急激に奪うので、すごくぬるく感じるはずです。 いかがでしょうか? 少し複雑なので質問者さん本人には理解していただけたと思うのですが、小学生に説明するのは少し根気が要りそうですね。実際にいろんな温度の気体と液体を体感してもらうのがよいでしょうね。気体のほうは棒温度計を準備してドライヤー、エアコンの風、冷凍庫、等工夫なさってください。 参考までに、体感気温は風と湿度の影響を強く受けます。 人間の体表近くには体温によって暖められたほぼ体温と等しい気温の薄い層ができていたりするので、なかなか奥が深いテーマだったりするのです。

piyo1969
質問者

お礼

詳しい解説、ありがとうございます。 ホメオスタシスの話は必要だな、とは思っていたんですが、体感温度がうまく説明できなくて困っていました。 確かに奥深いテーマですね。

その他の回答 (2)

  • Rossana
  • ベストアンサー率33% (131/394)
回答No.2

なんででしょうねー? いちお自分の意見では皮膚との接触面積の違いが関係しているのだと思います. 水は液体で皮膚にぴったり接触しているのに対して,空気は気体ですきすきで接触している.だから,水の方が熱をより多くもらうためじゃないのかなー.

piyo1969
質問者

お礼

大人はこういうのは「で?」で終わっちゃうんですが、子供はこういうの気が付くんですね~ ありがとうございました。

  • gamasan
  • ベストアンサー率19% (602/3160)
回答No.1

ん~難しいですね 要は比熱の問題なんですが。 水は1です 一番高いです。 水は36度でも体から熱を奪うが 空気は奪わない これくらいかな?

piyo1969
質問者

お礼

難しいんです。 f^^; なかなかいい説明ができなくて・・・ ありがとうございました。

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