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WTO新ラウンド

こんにちわ。夏休みの宿題で、WTO新ラウンドの農業問題に対する課題が出ています。そこで、発展途上国の立場に立って、次のようなことをまとめなければならないのです。しかし、調べてみてもなかなかよい答えが出てこないので、詳しい方は少し知恵を貸していただけないでしょうか。 (1)日本政府、アメリカ政府、EU、WTO事務局の姿勢に対する要望や批判。 (2)発展途上国にとっての理想のラウンドといま取るべき行動についてです。 参考になるHPなどなど何でもよろしいので、よろしくお願いします!!

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  • netnabe
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回答No.1

(1)日本政府、アメリカ政府、EU、WTO事務局の姿勢に対する要望や批判。 日本政府は食糧安全保障という立場がまずは優先します。有事の際の自給自足体制の確保です。次に優先するのが、農家の生活保障です。安い外国製の生産物が輸入自由化されると国内の生産者の生活(所得)が脅かされるという考え方です。 アメリカ政府は自由貿易が全ての国に恩恵をもたらすという考え方がベースになっていますが、自国の強い農業をさらに強固にしようという考え方も見え隠れします。世界の食料基地となることで軍事に続いてプレゼンスを確保しようというものです。 EUは日本の立場と類似しますが、参加各国の食文化を維持するという考え方が加わります。この急先鋒がフランス、イタリアなどです。 (2)発展途上国にとっての理想のラウンドといま取るべき行動についてです。 発展途上国は技術移転による農業開発支援と農産物の輸出を受け入れてくれる市場開放の両方を実現するのが理想です。このことは経済発展にとって不可欠のプロセスになりますので、世界の安定を求める先進国にとっては総論で賛成できる内容です。しかしながら、自国の市場を開放するというような個別の各論になると必ずしも主張が一致するわけではありません。総論をベースに先進国全体から具体的な回答を引き出すために、途上国同士が結束して行動することが重要ではないでしょうか。

その他の回答 (1)

回答No.2

自由貿易こそが国民を豊かにする  開発途上国は工業製品で外貨を稼ぐことができない。せいぜい農産物を輸出するぐらい。ところがEUは農業保護政策をとっている。「先進国はわれわれに顔の見える援助などと言うが、われわれは善意を期待しているのではない。公平な貿易を期待している」この主張を尊重しようと、フェアトレードが盛んになってきた。途上国にとっては先進国が自国の農業保護政策をやめて、途上国の農産物が先進国の市場で公平に競争できるように、生産者価格維持政策や関税障害をなくし、自由貿易を徹底してほしい、となる。しかしEUは自国の農業経営者の票田を期待しているので、「農業の多面的機能」などと言って自由化を遅らせている。先進国の消費者と生産国の国民にとって自由貿易はプラスであり、先進国の一部の農家とその票田を期待している政治家にとってはマイナスです。私はこのように考えています。