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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:関税が高いのは米・小麦・乳製品・糖・牛豚肉だけ)

関税が高いのは米・小麦・乳製品・糖・牛豚肉だけ

このQ&Aのポイント
  • 日本の農業が衰退した本当の理由として、関税が高いのはコメ、小麦、乳製品、砂糖、牛、豚肉だけでそれ以外は極めて低いと言われています。
  • 関税率20%以下の品目が全品目の71.5%を占める一方、関税率100%超の高関税品目が9.4%を占めることが報告されています。主な高関税品目として、大麦256%、脱脂粉乳218%、バター370%、タピオカ澱粉583%、小豆403%となっています。
  • 実際にアメリカやカナダ、EU諸国では政府が価格を維持するために農産物や乳製品を買い上げる制度があり、補助金を使った農家への所得補償も行われています。一方、日本にはそれらの制度は存在せず、農業所得の補償は2割を切る程度です。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • odgessun
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回答No.1

>1 「関税が高いのはコメ、小麦、乳製品、砂糖、牛、豚肉だけ」というのは本当か? 関税率表を全て網羅しているわけではありませんが、この部分に限定して答えればおおむね正しいです。米は700%程度、小麦は300%程度の実効関税率、乳製品は25%、砂糖は30%ぐらい、食肉は50%ぐらいだったはずで、この辺りが高関税農産品の代表でしょう。 詳しくは税関の関税率表をご覧下さい。 http://www.customs.go.jp/tariff/2013_4/index.htm 米、小麦、砂糖は従量税だったはずですので、関税率はアバウトです。従量税についての詳しい話は、↓で。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1049409790 >2 日本には政府買い上げ制度がないというのは本当か? >また、鈴木教授は「アメリカやカナダ、EU諸国などでは政府買い上げ制度があるが日本にはない」と言っていますが、日本の政府米は買い上げ制度ではないのでしょうか? ここは「買い上げ制度」という言葉の定義の問題になりますが、記事中にその定義がなく、法律的にもどこの国の制度を基準にするかも不明で極めて不明瞭な理屈です。個人的には政府米は買い上げ制度以外の何者でも無いと思います。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/122691/m0u/ ただし、例えばEUの買い上げ制度は対象農産品の全量が対象のようなので、これを定義とするならが、日本の政府米は買い上げ制度でないと言えます。 http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/europe/news/04021901.htm >穀物・砂糖・酪農品・牛肉等の基礎的食糧産品の価格保証政策(及びそれを可能にするための国境保護措置)を用いてき た。どれだけ生産しても保証価格で買い取られるのだから、 ただし、この制度は↑リンク文中でも、 >農業者は生産すればするほど儲かる。輸出補助金付きで域外に売り捌かれる穀物の山・牛乳の海が出現した。 >生産者は、支払い受給権(すなわち土地)をもち、農地を良好な状態に保ち、一定の標準的な環境・動物福祉基準などを守りさえすれば、何をどれだけ生産しようと、あるいは何も生産しなくても、この支払いを受けることができる。 と問題点が指摘されており、これと日本の農業政策を同一基準で計るのは正気の沙汰ではないと考えます。 EU内で、これらが問題点と認識されないはずもなく、 http://www.maff.go.jp/primaff/kw/pdf/ue_cr22-2.pdf 「図17」の通り、EU予算内の農業予算(主に補助金)の割合は年々低下しております。また、域外貿易相手国からの批判も多いです。以上、結論としては「買い上げ制度は存在する」と思われます。 --- 余談: 引用元、鈴木宣弘教授の理屈は欺瞞、学術的誤りの固まりで、議論と呼ぶのすら躊躇われるシロモノであり、そもそも参考にしないほうがいいと考えます。 >どんどん関税を下げていった結果、日本の農業が衰退していったと考えるほうが正しいのです http://www.komenet.jp/_member/documents/2012/01-120126.pdf 「図 農業総産出額の推移」を見ると、関税で守られていない野菜は昔は上昇、今は横ばいで別に衰退していません。米は高関税なのに衰退中です。農業を分野ごとに触れているわりには、個別の状況は確認していません。非常に疑問が残ります。 >むしろ長年、外圧に晒され続けて衰退しきった日本の農業が、TPPで息の根を止められようとしているのが現実なのです 鈴木教授は全く貿易経済について無知か、もしくは騙そうとしているのかどちらかです。一般的に貿易が行われている国で、ある分野の市場が輸入品に食われた場合、「国内」競争力が低いことが原因で、これを「外圧に晒され→衰退」などというのは誤りです。市場が輸入品を選択したことは結果に過ぎません。因果関係のすり替えです。

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質問者

お礼

たいへんお礼が遅くなって申し訳ありません。 関税率を見ると、ちらちらと高関税率のものも見受けられますが、EPA協定内では無税のものが多いですね。 ただ、基本税率で高いものは結構あります。日本の競争力が無いものが高いという感じですね。個人的には革靴、チーズ、ソーセージなんかは内外価格差がかなり激しいと感じています。 特に革靴はEPAも何もないので高いです>< 『基本税率の高いもの』 葉巻たばこ、シェルート及びシガリロ 20% 水パイプたばこ 35% その他の調製をし又は保存に適する処理をした肉、くず肉及び血 ・均質調製品 25%(牛又は豚)→ソーセージ? 砂糖を加えたコーヒーエッセンス 24% ミルク含有量30%以上のコーヒー調製品 35%+799円/kg 金属製のトゥーCAPをしたスキー靴 27% 履物(本底が革製で、革製のストラップが足の甲及び親指の回りにかかるものに限る。) 60%又は4,800円/足のうちいずれか高い税率!!! 鈴木教授の主張は、ご回答の通り、論文ではないとはいえ、精密な議論の下地もなく、非常に雑駁な感じですね。政治的主張の一部と考えたほうがよさそうです。 様々なリンクを示していただき、知見のある方の回答を得て非常に勉強になりました。ありがとうございました。