簡単に点を取れるようになるわけではなく、しばらく時間はかかるかもしれませんが、しかし現代国語は真面目に取り組めば確実に得点できる教科だということをまずご認識ください。
例えば、英語の場合を考えてみますと、英文を読むためには単語の意味を知らないといけません。単語だけでなく文法が理解できていて、どういう構造で英文が構成され、その結果どういう意味を言っているのかが分からないといけません。それは直ちに可能になるわけではなく、1年や2年ほどの学習が必ず要ります。文章というのは慣れて来るに従って、言わんとすることが読み取れるようになります。文章は知識があればあるほどよく読めるようになるので、理科でも社会でもなんでも勉強は役にたつものです。
古文あるいは漢文の場合でも、同じで、文法や構文、単語などの意味について知識を増すことによって読み取れるようになります。
現代国語~現代文の場合は、英語や古典に比べて文法や語彙で苦労することが比較的少なくて済むので本来はみんな高得点できていいはずです。そうはいかないのは、英語や古典の文章レベルに比べて現代文の文章のレベルは高いからです。逆に言うと、英語などは現代文よりもやや易し目のレベルになっています。とは言っても、現代に生きる私たちが日常に使用する言語で書かれたものですから、一番理解しやすいはずなのです。ただ日常といっても、日常生活での言語使用よりは抽象レベルが高くて、勉強していないと読めません。勉強する、知識を増やす、それは結局読むしかありません。その読むということが勉強なのです。すなわち現代国語の勉強とは勉強そのものだということです。
とは言っても、センター本番まであと2ヶ月もないわけですから、限られた時間でどうするかということですね。今、この切羽詰まった時の勉強が後の人生にあるいは学業に有意義になるとよかれと思って述べてみたいと思います。
センター試験は記述式でないので(本来は記述式が望ましいのではありますが)、書く能力が育っていなくても、読み取る力さえなんとかすれば「正解」を選択することができると思います。まず、本文をゆっくり着実に目を通して読みましょう。試験のときもそうですが、勉強の際には、しっかり本文を読みましょう。
試験のときは声を出さずに音読ということになりますが、試験ではないときは、音読が望ましい思います。一つひとつ音を確認することで単語や助詞などが確認されて、意味が確実に取れます。きちんと読めない場合は読み取れていないということです。
そして読む時は重要な箇所に傍線を引きながら読みましょう。あとから「検索」するときにとても役に立ちます。どこに書いてあったかなと探している時間が省けます。
指示語(これ、それ、など)が何を差しているか矢印で示しておきましょう。
疑問を提示してある箇所、「~とはなぜでしょうか?」とか「~とはどういうことか?」という場所は傍線または丸を打つなどしてマークしておきましょう。話題の提起です。
「要するに~」「つまり、~」だとか「~だからなのです」「~ということなのです」という部分は疑問への解答、理由を示したり、話題に対して筆者の見解を提示しているのでこれもとても大事です。傍線を引くなり大きく丸をつてておくなどして目立つようにしておきましょう。
また段落は重要です。段落ごとに1カ所または2カ所程度は必ず、丸を打ったり線を引いたりする箇所があると思ってください。
設問はきっとそうした傍線をつけた箇所に関係しています。
解答の選択肢を読むのはホネが折れると思いますが、肯定なのか否定なのかに注意しましょう。本文で「~ではない」と言っているのに選択肢では「~である」と逆になっていたりすることに注意しましょう。本文の話題と関係があるか、関係ないか、も見極めねばなりません。
「次の文章を読んであとの設問に答えなさい」と言われたら、本文に沿って考えることが必要です。自分が思うことだとか、他人が言っていたことだとか、をごっちゃにしないようにしないといけません。「著者は~と書いている」それを正確に捕まえることが大切です。
理解するということは「他者を受け入れる」ことであると言われたりします。本文という「他者」を受け入れることができて、そこで
初めてそれに共感したり、批判したりすることができます。
ぜひ、好きな文章から始めてより多くの文章に触れてください。
あと、漢字は必ず満点になるように日ごろから書く練習をしておいてくださいね。
漢字の読み書きは、また、本文理解の大きな助けになりますから大事に学習してくださいね。
あなたの未来に幸あることを期待して拙い回答をささげます。
お礼
回答有難うございます。 現代文にもパターン(文章の形、テーマ)があるのですか? まず、文章の形ですが 例えば、AしかしBの場合、Aと対比してBを強調(主張)するというものがあります。 接続詞は重要なのでしょうね。 次にテーマですが、 入試に出題される文章は 科学と宗教などテーマは限られている。