どの国の軍隊でもライフルのマガジンに手をかけて、フォアグリップの代わりとして射撃することはきつく諌めています。
どのライフルもマガジンは当然マガジンウェルとマガジンキャッチに保持されていますので、たとえマガジンを掴んで撃ったとしてもジャムることはそうそうないとは思いますが、それ以前に射撃精度が落ちるという弊害が嫌われます。
陸自の隊員の話が本当かどうかは、６４式も８９式も実際には撃ったことがない人間には分かりませんが、陸自であってもマガジンを掴んで撃つようなことはまずさせないはずです。
ただ個人的な想像ですが、６４式の場合はマガジンウェルの前部後部の二ヵ所でマガジンを保持する、いわゆる回転式装填を行い、８９式はM１６のようにレシーバーサイドに一ヵ所設けられたマガジンキャッチによって保持する、差込式装填を取っていますので、質問にある現象が出る可能性があるとしたら８９式かもしれません。
ただ装填したマガジンががたつくような精度しかない工作技術で作るならば、当然ジャムることもあるでしょうが、その程度の技術で作られたライフルなら、私はまず撃ちたくないですね。
またマガジンウェルから顔を覗かせている、マガジン部分だけを持って撃つということはまずありえないことで、通常マガジンウェルとマガジンの両方を掴んで撃つことはあるかと思います。
この場合ジャムる可能性が大きく減少すると思いますし、現実にこのような方法でプリンキング的な射撃をしてもジャムることはないはずです。
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