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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:日本の外交の場で学問は利用されてますか?)

日本の外交で学問は利用されてる?

このQ&Aのポイント
  • 「ハーバード流交渉術」という本を読んでいる。
  • ハーバード大学交渉学研究所で学問としての交渉術が研究されていることを知った。
  • 日本の外交でも学問的な知識や訓練を受けた専門家が関わっているのか疑問に思っている。

質問者が選んだベストアンサー

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  • booter
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回答No.2

交渉については、かつての元外交官であった佐藤優氏がよく体現されていた事がその著作から分かります。 ロシアとの交渉において、語学、政治、習慣から果ては文化、宗教、哲学、民族、古典、動物行動学などの多岐に渡る知識とどこまで手が伸びているか分からないコネクション(イスラエル方面など)を用いて交渉に臨んでいます。 ただし、佐藤氏も嘆かれている通り、日本にはそうした交渉(インテリジェンスでの調査を含む)を専門に学べる学校がありません。そして、鈴木宗男事件の前段階として逮捕され、この方が率いていた外務省内でのインテリジェンス・チームは解体されてしまった。 これは日本人にとってこうした外交面でのチームを組む事への理解がないから、というのがその理由とされています。 そして、外交問題を扱う作家の手嶋龍一さんは「このようなチームを解体してしまうとは・・・」とこれも嘆かれています。 ただ、日本人は空気を読んだり裏を読んだりする能力が潜在的に高く、それを組織的、システマティック的に生かしきれていない、という問題が指摘されています。 これからの課題としては、そのような学校の設立と人材の育成だとされています。 この問題については下記の書籍をお読み下さい。 インテリジェンス 武器なき戦争 http://www.amazon.co.jp/dp/4344980115 自壊する帝国 http://www.amazon.co.jp/dp/4104752029 交渉術 http://www.amazon.co.jp/dp/4163685804 野蛮人のテーブルマナー http://www.amazon.co.jp/dp/4062143666

sky-view
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  やはり、交渉学等を学問的に扱っている教育機関もないのですね。  交渉学にとどまらず、外交上の関係国に関して、継続的な情報収集や研究は、とても重要でしょう。  また、今回質問させていただいた交渉学のように、学問として体系づけることで、様々な状況に応用できるような学術的研究も必要ですね。  時代と共に、外交戦術は進化しているものと思われます。  そのような中、日本人の長所である「空気を読んだり裏を読んだりする能力」が、有効に作用するのには、現界があるように思われます。  相手が、膨大な情報を詳細に分析し、徹底した研究をおこなって体系化した学問を駆使している以上、日本も、少なくとも同じことをしなければ、対等な関係は築けないかもしれません。  しかし、せめてこの「ハーバード流交渉術」や、ご回答文中で挙げていただいた書籍は、関係者の方々や、もちろん政治家ご本人にも、交渉が商売のようなものだと思うので、是非読んでいただきたいものです。  この度は、興味深いエピソードや書籍のご紹介もしていただき、ありがとうございました。  大変参考になりました。

その他の回答 (1)

回答No.1

日本では”交渉あるいは交渉術”(Negotiation)(Bargaining)という言葉自身の定義が曖昧で学術的にも科学的にも確立されていないのが現状です。 更に、講義を受け専門として研究している方、確たる専門家がいないということが何よりも残念なことです。交渉術については特に外交官に任官の頃、あるいは外交官として数年の経験の後留学するケースが多々ありその方たちが学んでくる事はあるようですが現場での外交交渉、戦略立案に生かされているとは思われません。日本でなかなか確立されない(できない)大きな要因は交渉事のような人間の機微に触れるよな、又一瞬のうちに決めなければならないようなことには学問、学術的なあるいは科学的な分析と活用などは相容れないもの、入り込む余地は無いもの、としているからです。対峙する言葉にディべート(Debate)があります。この分野は近年わずかながら実践面でもあるいは学校教育の場でも現れて来ており、コンテストなどが開催されてきています。Negotiation と debate 違うカテゴリーとして考える必要があります。さらに、当然ですがDiscussion (議論)は全く異なります。 NegotiationTechnique はまさに戦場で”今”必要な武器。それに対し、Debate は戦略を練るための思考力の強化、軍議、応用化のためのもの。 日本の政治家にしても官僚にしてもディべートの経験が皆無。ましては高度な交渉力、交渉術など身に付けているものはいないのが現状です。では、議論氏、相手を説得、納得させれるか、といえば交渉術、あるいはヂィベートの経験がありませんから相手との話がかみ合わない。 本題に戻りましょう。 交渉術を教えているところはいくつかあります。でも、高度性、学術性、科学性から言ってまだまだです。其れはほとんど”耳学的な講師”あるいは、かつての企業人が”いわゆる自分が交渉し、経験した交渉は”的な域から脱しきれていないのです。 ”交渉術”を学問的、学術的確立すべく何処かの大學に本格的な講座を是非開設してほしいですね。

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質問者

お礼

 詳細なご回答をありがとうございます。  なんとなく予想していたとはいえ、ご回答内容に驚きました。  これでは、研究所まで設立して外交をおこなっている国と、対等に渡り合うのは難しそうですね。  日本人は感性が豊かな民族だと思うのですが、感覚だけでなく、論理的思考も、もう少しのばすことが大切かもしれません。  迅速なご回答をありがとうございました。

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