• ベストアンサー

退職給付引当金

退職給付引当金なのですが、退職給付引当金の賃料の後払いという性格を考えますと、引当金というよりも経過勘定項目とは言えないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kazu-si
  • ベストアンサー率44% (39/88)
回答No.2

初めまして、a1b様 退職給付引当金は、確かに賃金の後払いの性格があるので、経過勘定科目と同様な性格を持っています。 未払費用とは、一定の契約に基づいて、継続的に役務の提供を受ける場合において、既に役務の提供を受けているが支払いが確定していないものをいいます。 しかし、退職金の場合、いつ退職するのかによって金額が変動するため、合理的に金額を見積もることはできますが、未払費用と同様な計算ができません。また、日本航空の場合のように金額を減額したり、昇給等を通じて金額を引き上げたりすることができます。この点から、退職金が一定の契約に基づいて支払われるものに該当しないと考えられます。 しかし、将来の特定の費用であり、貸借対照日以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、金額が合理的見積もることができるので、退職金の費用計上は行われます。 退職金規定や契約がない会社は、原則として引当金はたてません。 ちなみに計算上のおもな相違点は、以下のとおりです。  割引計算を行う点  現在の退職金ではなく、合理的に見積もることができる昇給があればそれを考慮に入れる点。  生命保険会社等に資金を預けている場合、一定条件の下で控除できる点  金額のずれが生じても、一定の期間で按分して調整ができる点 余談ですが、  IFRSの場合、金額のずれについては一定の金額の範囲内であれば修正が不要となっています。 不明な点は、お手数ですが別途質問してください。

a1b
質問者

お礼

とても、分かりやすい回答を有難うございます。 引当金については、分からない部分が多く、「引当金その2」で再度の質問を させていただくことを考えております。

その他の回答 (1)

回答No.1

退職給付引当金の性格からするとたしかに未払費用(経過勘定)に似ています。どちらも後払いする費用を負債勘定に計上しますからね。 違うところは、実際の支払いが行われて反対仕訳をするまでの期間です。未払費用は決算日にまだ支払っていない家賃などを翌月に繰り越すので、通常は翌月に支払いが行われることが多いと思います。退職金の支払いは必ずしも翌月でなく、比較的長期間残高がのこる勘定と考えられます。 それに加え勘定科目の意味合いが異なっています。「なんのための留保なのか」を財務諸表上で適切に表現し、会社の活動状況を正確にあらわすことができます。長期間支払われない未払費用が残っているのと、適切に退職金用として計上しているのとで、経営状況の印象が違うことがわかると思います。

a1b
質問者

お礼

とても、分かりやすい回答を有難うございます。 引当金については、分からない部分が多く、「引当金その2」で再度の質問を させていただくことを考えております。

関連するQ&A