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国語に詳しいかたに質問です。

国語に詳しいかたに質問です。 「~へ行く」の「へ」は「え」と発音するのはなぜでしょうか? その由来をご存知のかた、ご教授願います。

質問者が選んだベストアンサー

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  • bacaisao
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回答No.2

大昔(奈良時代まで)はその「へ」を実際に「ヘ(he)」と発音していました。 ところが、平安時代中期に「え)」と発音するようになりました。 しかし、書き方は「へ」のままで残りました。 戦後(昭和21年)、今までの仮名遣い(歴史的仮名遣い)は、発音どおりではないから、発音どおりの仮名遣いに改めようということになって、その結果、ほとんど発音どおりの「新仮名遣い」が制定されましたが「へ」は「え」にならずにそのまま残りました。 現在の新仮名遣いでも、他にも発音どおりではないところがあります。 「私は」の「は」もそうです。「わたくしわ」と発音します。 助詞の「へ」や「は」は、実際の発音と違って、歴史的仮名遣いのまま残ったわけです。 大昔は歴史的仮名遣いのまま発音していました。 「きょう(今日)」は「けふ」と発音し、実際に「けふ」と書いていました。 それが、時間の経過で発音の方が「きょう」に変わって行きました。 しかし仮名遣いは長い間「けふ」でした。 ところが戦後になって、発音どおりの仮名遣いにしようとして「今日(けふ)」は「きょう」なりましたが、助詞の「は」や「へ」については、「わ」や「え」に替えるのはいくらなんでもということで、そのまま残りました。 詳しくは下のURLをご覧ください。信頼できます。 「歴史的仮名遣い」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E4%BB%AE%E5%90%8D%E9%81%A3

fd40160
質問者

お礼

どの言語でも、発音と表記の乖離という現象は 共通のようですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • marisuka
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回答No.4

No.3です。 失礼、enoughのgでした。ほかにnightのg、knowのkなども。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (657/1685)
回答No.3

なぜか、という問いですよね。ならば、「省エネのため」でしょう。 言葉の発声をするときに、できるだけ楽して発音しようとするからです。 きっちりと パ ファ ワ ア と言ってみてください。だんだん楽に発音できるでしょ。 単語の頭や途中にあるハ行は、それをア行に変えてしまうと違うものになってしまいそう。だから変わらなかった。 他の行の音は省エネすると違う音になってしまいそう。 英語でもknifeのk、enoughのhなどは発音されていませんが、元は発音されていたんじゃないでしょうか。

fd40160
質問者

お礼

要するに文字表記は変わらずに、発音だけ変化したということですね。 ありがとうございました。

noname#140269
noname#140269
回答No.1

「いろは歌」に関係します。 いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせすん これが「いろは歌」です。いろはの歌は47文字。本来は最期の「ん」はありませんでしたが、便宜上付ける事になりました。現在の「あかさたな・・・」の平仮名が全部入ってるんですね、これ。 で、これを漢字に表記すると、こうなります 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 「色は匂へど」の部分は本来、いろはにお「え」ど、と発音しなければならないのですが、「え」が「けふこえて」の部分に入ってるんで、「え」と発音出来ないんです。「え」だけ2表記になってしまいますから。それでこの歌に無い「へ」を充てたんです。だから本来はこうなんです。 色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 10世紀末~11世紀中葉に成ったものと言われています。これが由来です。 補足:ゑ=え ゐ=い

fd40160
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 いろは歌が由来とは初耳でした。 詳しい解説に感謝します。

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