- ベストアンサー
堆積岩の見分け方
堆積岩の見分け方 野外調査で岩石を見分ける際 粒の大きさで泥岩・砂岩・礫岩は見分けられますよね。 しかし、チャート・石灰岩・凝灰岩も関係してくると、ごちゃごちゃになりません? たとえば、チャートと泥岩の見分け方は? チャートと石灰岩は硬さや酢酸をかけて発泡するかなどで比べることができますが チャートと泥岩の成分を比較して明確に判断するのは、その場ではできませんよね? 凝灰岩と火山岩の見分け方は? 詳しい方よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>チャートと泥岩 チャートはガラス質ですので割った時の切り口に光沢があり断口状となります。 それに比し泥岩は、そうなりません。 >凝灰岩と火山岩の見分け方は? 含まれている鉱物の結晶が壊れているのが凝灰岩で壊れていないのが火山岩です。 従って岩をルーペで拡大して観察し、中の鉱物が壊れていないか確認して判定を行ないます。 流紋岩など細粒なものはルーペで見ても結晶が認識できない場合がありますが、その場合はハンマーで叩いた時の硬さの違いで判定します(火花が出るくらい硬ければ火山岩です)。 また、例えば溶岩であっても縁辺部は急冷されますので鉱物が壊れ凝灰岩状となります。 この場合は、産状から凝灰岩ではなく溶岩本体と一括して火山岩と判定します。
その他の回答 (2)
- kabo-cha
- ベストアンサー率43% (403/928)
チャートと泥岩: チャートは非常に硬いので、踏査用のハンマーで叩いてみればすぐに分かる。風化していない大きなチャートを砕くのは非常に大変。泥岩なら砕くことが出来る。 凝灰岩と火山岩: 凝灰岩は堆積岩の一種なので、それほど硬くなく、かつ軽い。火成岩の一種である火山岩は間隙率が小さいので、ずっしり重い。 凝灰岩と泥岩: 上二つよりは見分けが難しい。凝灰岩は気泡が多く、極端な話「えびせん」みたいな感じ。舐めてみると舌にくっつく。ただし中間的な岩石も存在する。 むしろ難しいのは花崗岩と片麻岩、花崗岩と閃緑岩と斑レイ岩です。(そもそも厳密には分けらないのですが)
- toshineko
- ベストアンサー率44% (258/575)
チャートは珪酸分が主体であり、火打石にも使われる非常に硬い岩石です。 先のとがった金属(くぎなど)で傷がつかなければ、チャートと見て間違いないと思います。 とにかくフィールドに出て、実際に石や岩石を見て慣れるしかないと思います。 できれば岩石に詳しい人と一緒に回るか、石を持ち帰って一緒に見てもらうと上達します。 下記URLに肉眼による鑑定方法が記載されていますので、参考にしてください。