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塩化銀の溶解度と解離度の関係
塩化銀の溶解度と解離度の関係 はじめて質問します。 私が使用しています教科書(高校です)に 「塩化銀は溶解度が極めて小さいので解離度はほぼ1となり・・・」 とあるのですが、この理由がどうしてもわかりません。 お分かりの方がいましたら、教えて頂けないでしょうか。 よろしくお願いします。
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Ag^+ は Cl^- と多段階に4配位の錯体を作るようですが、その最初の平衡について、 Ag^+ + Cl^- ⇔ AgCl(aq) AgCl(aq) は、水和して溶解した分子のような状態と考えられますが、 (生成定数)=[AgCl(aq)]/[Ag^+][Cl^-]=K=10^(3.0) 此を逆に見れば、解離定数が 10^(-3) の電解質と見る事も出来ます。 初濃度が非常に希薄であれば、ほぼ完全に解離し得ると思われます。
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- c80s3xxx
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仮に分子態の AgCl が溶存していたとします.その場合も, AgCl(分子態) <=> Ag+ + Cl- という平衡があるでしょう.平衡定数がどのくらいかはともかくとして,低濃度であればあるほど,平衡は右に偏るはずで,十分に低濃度なら AgCl という分子態は考えなくてもよくなります. なんですけど,その教科書ろくでもないです.ここで解離度なんて持ち出す必要はないんですよ.話がややこしくなるだけだから. なんといっても,平衡定数の値によっては,その濃度で解離度が1とみなせない場合だってあるので,自己矛盾です. なお,実際に AgCl を水に入れた実験では,解離度を1とはみなせないという結果があるようです.あんまりピンと来ませんが,分子態あるいはオリゴマーかもしれませんが,沈殿結晶ではない,溶存している AgCl 組成のものがある,ということのようです.
お礼
c80s3xxxさん ご回答いただきありがとうございました。
補足
質問した者です。 ご回答ありがとうございました。 1点確認させてください。 「低濃度であればあるほど,平衡は右に偏るはず」のところがなぜそうなるのか、 もう少し詳しく教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
お礼
niousさん ご回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。