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なぜ芸術は虚の世界を画くのか?
なぜ芸術は虚の世界を画くのか? よろしくお願いいたします。
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単純ですが 面白いから、ではないですか。 虚構ほど面白いものはない、と言った人もいます。 これほど面白いものは他にない・・・のだそうです。 面白くて止められない・・・虚構に酔いしれるのが芸術家かもしれませんね。 なぜ、どのように面白いのか・・・という点は、その芸術家や共感する人達に聞いてみないと分かりませんが 虚構だからこそ面白い、というところに鍵がありそうです。
>なぜ芸術は虚の世界を画くのか? 何を描いても自由なのです。 言い換えれば何でも描ける、ということが芸術の前提です。 虚を描く人も居り、 実を描く人も居ると思います。 でも、確かに、虚を描く人が多いことは確かでしょうね。 なぜでしょうか。 私はこう思います。 実を描くのはなかなかしんどい。 実から外れまいとして丹念に調べる必要があるし、それで自由を失うような気がするからでしょう。 また、 実を描くのは実そのもを描いていればいいのだからそれは芸術とはいえないという人も居ます。 まだ、虚を描いたほうが実から自由になって、 自由に(あるいはでたらめに)描ける、または自由に描けるような気がする、それが芸術とみなされるのなら これはやめられません。 ですから 実を描こうと思いながら、ついつい虚のほうへ脱線してしまう人も多いと思います。 実が良い、虚が悪いと決め付けられるものではありませんが、 虚を描く人が多いのはそういうような事情があるのではないでしょうか。 ご参考まで。
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komaas8さんいつもご回答ありがとうございます。 大変役に立っています。 またよろしくお願いします。
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ここ最近、補足すると不幸な出来事ばかりが起こりますので御礼だけ述べさせていただきます。
- miko-desi
- ベストアンサー率19% (69/352)
同意し難いときに、素直に「それ」を表現するよりも 皮肉(アイロニー)な表現法を選ぶことで鑑賞の醍醐味を増す効果がありそうです。 例えばあまりのショックで笑ってしまったり、 可愛くてしょうがないのに悪魔に見立てたり。
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どうもありがとうございました。 大変参考になりました。 またよろしくお願いいたします。
- kadowaki
- ベストアンサー率41% (854/2034)
>なぜ芸術は虚の世界を画くのか? こういう問題について考える場合、まず、「虚」とは何か?についてきちんと確認しておく方が無難なような気がします。 たとえば、私の敬愛する二葉亭四迷は、芸術の主眼は写実にあると考え、写実とは現実に似せた虚構世界を仮構し、もって現実世界の表層現象の奥底に潜んでいる真実(正体、真相等)を具体的に分かりやすく描き出すことだと説いております。 彼は現実世界の真実(正体、真相等)を「虚相」と呼び、現実世界の表層現象を「実相」と呼んでおります。 二葉亭の考える「虚相」はrealityと、「実相」はfactと、それぞれ言い換えることができるでしょうね。 ということで、二葉亭四迷によれば、芸術とは、われわれの日常感覚だけで理解できるfactからなる虚構世界(実相)を介し、読者にあたかも現実的な体験をしているかのように錯覚させ、結果的に実際の現実生活では得られないような、現実世界の深層に潜んでいる真実(虚相)を感じさせてくれるものと定義されるようです。 ですから、現実世界の表層現象(fact)だけを見て、自分の現実認識、理解に不満を感じていない人ほど、「芸術なんて、そもそも虚構(ウソ)なのだから取るに足りない、事実(fact)だけが重要だ!」と信じて疑わないのではないでしょうか。 このように、芸術における「虚」という言葉には、現実にはあり得ない《虚構》(=フィクション)という意味と、現実世界の深層に潜んでいる隠れた《真実》(=リアリティ)という、少なくとも二つの意味があり、両者をきちんと弁別できていることが大切なのではないでしょうか。
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- alienabili
- ベストアンサー率48% (42/87)
写真が虚実の対極にあるという前提で書きます。 サイエンティフィックイラストレーションの先生が言っていた事ですが、 写真は嘘である。 なぜなら一点に焦点を当てているのでそこから離れたものはゆがむから。 イラストのほうが測りながらやるので真実に近い。 (今は、スキャナーがあるので写真よりはスキャナーのほうが真実に近いそうですが、 それでもまだイラストのほうがより真実に近いものが作れるそうです。) 真実というのは具体的になにをあらわしたいかによって変わってくると思います。 なぜならこのように写真が嘘である科学的世界が存在するですから。 (また人の見たままが真だとすると写真は2Dだから3Dより嘘です。 人は目が二つでものを見るので3Dが本当です。 ちなみに人の見たままが真実かというと、真実ではなく、 目が受け取った信号を脳が画像処理をして見せているので真実ではないです。 脳の画像処理を感じる方法が虹の解体という本にあったのでよければ読んで実行してください。 人の見ているものはウソであると実感できます。) 絵画は虚を描いているのではなくて画家が感じた真実を表現するために描いている 真実であり本物です。 それは真実というのをどこにウェートをおくかで変わってくるためです。
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- chirony
- ベストアンサー率43% (98/227)
こんばんは。 ドキュメンタリーを割と好んで観るのですが 誰かの眼で見たものに手を加えた、ある種の虚像なので やはりすべてを鵜呑みにすべきでないとも思うのです。 それはともかく、何かを創造することこそが既に虚といえば虚であり たとえ現実を模したものであっても、作者のフィルターを 通して見た世界がそこに表されているからではないでしょうか。 虚を画くことそのものが芸術なのではと。
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- kf0767
- ベストアンサー率42% (25/59)
芸術が虚を描いているのではなく、芸術は作者の心象風景を画いているのだと思います。だから全くの現実ではなく虚とも受け止められるのだと思います。 心の目で見たものを画くから他の人と見え方が異なるのです。
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hetanosukeさんどうもありがとうございます。 大変参考になりました。 またよろしくお願いいたします。
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