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高校物理の磁気学実験における電流の長さの影響と無限遠の電流と有限の電流の磁界の違いについて
- 高校物理の磁気学実験で、「直流電流による磁界」というテーマのものを行いました。実験の手順や目的について説明しました。
- 質問は、実験における高さの変化が実験結果にどのような影響を与えるか、また、無限遠の電流と有限の電流が差を持つのかという理論に関するものでした。
- 以上が、質問の要点となる内容です。
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無限遠の電流=直線端付近の磁界が存在しない という仮定です 配線のしかたが今一つ分かりにくいですが垂らしている導線に流れる電流のみ考えるものとするという意味でしょう 高さ2mを長くしたり短くしたりするとどのような影響があるのかという質問に対しては この実験のレベルを考えると長くしたときの影響はそれほど考慮しなくてよいと思います しかし短くすると無限遠電流の近似ができなくなり、測定結果に誤差が生じる恐れがあります 現時点でどの程度の誤差が生じているかという問題については電流の端から磁石までの距離と電流の値で発生しうる最大の漏れ磁界を概算し、直線部分から生じている磁界強度との比較を行う事で見積もることができるでしょう もし考察を書くのであればこの2mという値の妥当性を評価するのもいいかもしれません
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- s10sjsqsksa
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なんだか補足ができないので普通に解答します(笑) 無限遠に近似できるかどうか これは計算で数値を比較するしかありません 電流が小さければ影響は小さいでしょう 磁界強度の計算ならばアンペールの法則で電流値と導線からの距離が分かれば簡単に計算できます http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 垂直導線からの磁界強度はRを測っているようなので普通に求まると思います 端の部分から距離Lも磁石を置いている高さとRからピタゴラスの定理で簡単に求まります。(最大誤差のみを考えるならばR=0の位置における磁石の高さのみをLとするのでもかまいません) このLを距離Rの代わりに使用したアンペールの法則の式で短部から受ける磁界強度を計算します。 この二つの磁界強度を比較することで無視できるかどうかを判断できます 一般的に10分の一以下ならば十分小さいということで無視できると判断できます ここで注意するのが、端部の導線の置き方によってはアンペールの法則内の総電流Iの値が数倍になることがあることです その点についても気をつけておきましょう この計算をしておくと、実際に測定した角度と、理論値(予想した角度)に誤差がある場合、その誤差が端部の磁界影響の範囲内であるかどうかの評価もできます。 あとレベルの高い実験だったかどうかという疑問ですが、この実験の主旨がよくわからないので何とも言えませんが、導線周囲に発生する磁界の分布、磁界のベクトル合成の確認などが目的ならばこの程度の考察で十分だと思われます
お礼
引き続きありがとうございます!! なるほどーという感じでした! 実験目的もそのとおりです。さすがですね! 解答まで書かせてしまって申し訳ありませんでした。 でも良いレポートが書けそうです! 本当にありがとうございました!
お礼
わかりやすいご回答ありがとうございます!!! 無限遠の意味がわかりました! 唯一つ疑問に残ったのが、 「この実験はレベルの高いものだったのか?」 ということです。 私は、近似の発想がまだよく理解できていないので 数学・物理学的に、2mで無限遠との近似ができるのか否か の判断がよくわかりません。 実際のところどうなのでしょう? このたびは早急なご回ありがとうございました!