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中国について・・・
中国ではまだ発達していない地域がたくさんありますよね?何故落差は起きるのでしょうか?またその打開策はどのように打ったらいいでしょうか?
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先に豊かになれるものから豊かになる 「赤い資本主義中国」との表現のように、中国は共産党独裁の下、資本主義・市場経済の道を突っ走っています。日本以上に資本主義的です。日本の一部評論家の主張する「同一労働、同一賃金」などの悪平等は「正義論」として認められません。また日本以上に「実験国家」でもあります。 (1)農村改革は1978年暮れ、安徽省鳳陽県人民公社で、家ごとに土地を請負農作業を行なう=生産請負制を始めた。これを容認し中央の方針に採用した万里は副首相になった。 (2)企業改革は1978年夏、四川省成都市で趙紫陽が製鉄工場で向上労働者に成果主義による報奨金制度を実験的に始め、大きな成果を収め「同一労働、同一賃金」という悪平等主義を捨てるきっかけを作った。この実験の責任者趙紫陽は首相になった。 この2つが中国経済のターニング・ポイントだったと思います。失敗を恐れずに新しい制度を実施してみる。成功すれば他の地域でも、あるいは全国的な制度として採用する。実験に成功した地域は豊かになる。このため所得格差は広がり、ジニ係数は上がる。 こうした制度の問題点。日本の評論家の中には「所得格差が広がり、社会問題になる」と批判する人も出る。でも私は「こうした制度で、中国経済はまだまだ成長する」との考えに共感をおぼえます。このように中国経済が成長する限り、先に豊かになれる者は豊かになり、その他の人たちは遅れて豊かになり、所得格差は広がるでしょう。所得格差が少なくなるのは、中国経済の成長がスロー・ダウンした時。「所得格差が広がるのはよくない」と言って、厳しい累進課税を採用し、先に豊かになれる者から「税金」という罰金をとって、遅れている地方にまわせば格差は小さくなる。国民が平等に貧しくなる政策です。それでも「乏しきを憂えず、等しからざるを嘆き悲しむ」人は支持するかもしれませんね。 こうした考えの人、あまりいませんね。でも私は結構真面目に考えた結果です。ちなみに私の考えは下記の書物の影響を受けています。 叶芳和著「赤い資本主義・中国」21世紀の超大国 東洋経済新報社 1993年6月 叶芳和著「実験国家・中国」法治国家への道筋 東洋経済新報社 1997年7月 竹内靖雄著「経済倫理学のすすめ」「感情」から「勘定」へ 中公新書 1989年12月
その他の回答 (4)
- directx8
- ベストアンサー率50% (1/2)
中国はすぐ発達するところです、皆さん見ましょう。
- Neko-chan
- ベストアンサー率20% (15/72)
皆さんが言われているとおり、インフラ的な要因も ありますね。 もう一つとしては、一応、xxx省というように 分けられていますが、日本みたく地方自治体的な活動 はなく、全てが中央集権なので、なかなか全土に対して のフォローが出来ないのが現状みたいです(中国人談)。 いくらか、地方に委ねる形を取れば、お互いが刺激になり 地方が発展してくると思いますが、そのような国家体制 ではないので、難しいそうです。 打開策としては、やはり地方に責任をある程度持たせる ことでしょうか。。。。
こんにちは。 いくつかの理由があると思いますね。 第一に、世界地図を広げるまでもなく、国土があまりにも広いということ。 その中には砂漠や山岳地帯といった不毛の地も少なくありません。 便利で文化的な生活がおくれるところに住みたいと思うのは誰でも同じでしょう。 しかしながら、そこを出る手段がありません。死ぬまで一度も海を見たことがない人が 当然のようにいると聞きます。 ところが反対に、中国には伝統的に少数民族が存在します。彼らは 不便な山岳地帯などに住みながらも、独自の共同体を築き、むしろ 発展することになどに興味すらないでしょう。 さらに言語が違います。北京語、上海語は主流ですが、少数民族が 都市を訪れた場合、言葉が通じない、という問題も生じてきます。 これらを打開することは難しいと思いますが、まずは交通網を発展させ、 少なくとも都市と農村を道路や鉄道ラインで結ぶ必要があるでしょう。 つまり、人の行き交いができる状況を、まず作ることです。
- neue_reich
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発達していない地域というと、例えば内陸部の話でしょうか? 似たような現象は日本でもありますよ。 太平洋ベルト上の都市と日本海側の都市の発展度比較を すると、落差が出てくると思います。 中国でも日本でも、単純に「人が往来する場所ほど栄える」 という原則がそのまま生きているだけだと思います。 (中国の大都市は大体東側に位置しますよね) 打開策は…中国であれば都市を作ってしまう、という大掛かりな ものもありますし、成都のような内陸部の都市周辺と既に発展している 都市との交通網を充実させるような方法もあると思います。