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中国に住んでる方への質問
「中国人と日本人 本音の対話」という本のなかに,、日本に留学している中国人が中国にかえりたくない理由のひとつとして、 「中国では官と民の差がはげしくて、民は官からまるで虫けらのような扱いをうけている。ところが日本に住んでると、中国人としての差別をうけるものの、一応人間として扱われるので心地よい。」とあります。 どうにも信じがたいのですが、じっさい、官と民との落差を体験あるいは目撃したことありますか。
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中国の深センに来て5年。深セン郊外の小さな縫製工場の日本人代表として、現地の公務員と言われる人たちと接する機会が非常に多いです。残念ながら、現地の公務員の傲慢な態度にがっかりする事が非常に多いです。 参考までに主な事例をご紹介します。 1)工場で税関の検査があり、弊社は特に問題がありませんでした。検査終了後、食事の接待を要求されました。しかも、相手側の指定のレストランです。相手側指定のレストランではいくら取られるかわからないので、やむなく現金を2名の検査員に500元ずつ渡してお引取り願いました。 2)労働局からは、よく電話が掛かってきて、うちで作っている、コートを欲しいとの催促があり、その都度、お送りしている。中秋節の月餅など、一年の中でプレゼントを持って行かなければならない時が頻繁にあります。ちなみにうちの会社はこの5年間、労働争議など、労働局にお世話になるような問題は起こっておりません。 等々、労働局、消防局、商品検査局、税関、税務局、警察(公安)、村政府、鎮政府、いろいろな公務員が民間の会社に群がってきます。ここでは書ききれないぐらいの事がこの一年の間だけでもありました。 もし、日本だったら、マスコミやインターネットを使ってやっつけるのにと、中国人スタッフと笑って、よく話をしております。 他の都市の状況まではわかりませんが、こちらではこのような状況で、現地の人たちも、半ばあきらめて、半ばあきれて見ているようです。報復が怖いのか、よほど、人命にかかわるような事が無い限り、抗議の声を上げるような事はない様です。
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- kenkaku
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こんにちは。中国の者なんです。その本を読んだことはないので、作者の立場を勝手に評論できないが、一人の中国人の視点からすこし書こうと思う。役に立つかも。 僕は中国の東部都市に住んでいて、「官と民の差がはげしくて、民は官からまるで虫けらのような扱いをうけている。」というような状況は、考えられないことなんです。いまや、「法律治国」の方針によって、政府が官吏の管理に力を入れている。つまり、今の「官」といえば、ただの公務員で、普通の人々とはまったく違いがなくようになった。 しかしながら、農村、とくに貧乏な地方では、状況はそんなに楽観的なものではない。いわゆる「官」といっても、たいした職位でもないのに(村長・県長とか)、ひどく権力を振舞う場合も少なくない。あの本の作者が、こういう現状を痛感して、そう書いてたのだろう。しかしすこし大げさである。中国の国民の権利は、改善しつつあるなんだ。 以上で、ご参考までに。
3ヶ月前まで南部の深せんに住んでいましたので、生活の中で感じたことだけちょっと。 もしかしたらその本の言質は、数年前のものかもしれません(本の刊行は新しいようですが)。 ただいわんとするところは、わかります。 一応中国は高度経済成長中で、法も整い、世界のいろんな条約にもサインしていますが、内部(現地の様子)を見てひとことでいうと、まだまだ「なんでもあり」の国であり「法は法、でも生活は生活。生きるためにはなんでもやる」みたいなところがあります。 深せんは上海に並ぶ経済的に上位都市ですが、それでもそんな感じを受けます。 深せんは深せん市と、その一角をなす深せん特別区に分かれていますが、その境目には車で通過するゲートがあり、数年前までは外部からの入境は許可がないとはいれませんでした。 お店の経営に税務の調査がきても、ビルのオーナーが上役に顔がきく場合、テナントはオーナーに頼むと、調査を免れたりしていました。 それから5年前に北京で、交通警察(公安とは別)の人が街中にいっぱい立っていましたが、市民に接する威圧的な態度や言葉遣いは、印象にのこっています。 まあ、強く出ないと市民も強いので、そういう図式があったのですが(笑)。 今はだいぶよくなったと思います。 でも、上下関係や力関係が生活にかなり生活に垣間見える世界ですので、おっしゃるようなひどい扱いを受ける人は多いかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。