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定量調査と定数調査の言葉の違い
タイトル通りなのですが、『定量調査』と『定数調査』の言葉の意味合いの違いについて知ってらっしゃる方ぜひおしえてください。
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定量調査は量をこなして全体像をつかむ調査、定数調査は、少人数の者に対象に深く絞り込んだ調査です。 すなわち、あるターゲットグループ(例:20-35歳の首都圏に勤務する女性)1000名とかにマルティプルチョイスのアンケートを取って、当該ターゲットグループの消費性向などを探ります。(例:アイスクリームは月にどのくらい食べますか?主にどこで購入しますか?どこで消費しますか?一回の購入にいくらくらい使いますか?お友達と一緒に食べますか?アイスクリームに気が向かない時には何を買いますか?などなど)これが定量調査です。一回のアンケートに使ってもらえる時間は、アンケート方法にもよりますが、15分を超えることはまずありえません。 これに対して、定数調査では実際のモニターにインタビュー形式でいろいろ聞きます。 (例:この広告を見て何を感じましたか?これはテレビのコマーシャルですが、良いと思った点、木になった点を何でも行ってください。今回の新製品ですが、包装に関して、見た目に関して、最初にかじった時の感触に関して、最初の一口が口の中で溶けていく時に感じたことを、ご自分の言葉でおっしゃってください。)当然ながら、一回のインタビューに30分とか一日とか時間をかけますので人数はさばけません。定量調査は、インターネットなどを通じてやると効率よく出来ますが、定数調査は時間と費用がかかります。 また、回答形式が違いますので、あがってきた回答の分析方法もまったく違います。定量調査は、統計学の分析手法が適用できますが、定数調査は、心理学の分析方法がより必要です。 定量調査の怖いところは、質問の設定とターゲットグループの選択を間違えるととんでもない回答しか出てこないということです。 定数調査では、インタビューする人が質問の背景と目的さえしっかり把握していれば、きっちりとした情報をまとめることが出来ますが、このインタビュアーの質が重要になってきます。 こんなところで、明確になったかな?