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鳥と蝙蝠と虫の飛び方
鳥と蝙蝠と虫の飛び方 鳥は前から来る風を利用した揚力で飛ぶと聞きました 蝙蝠と虫の場合はどうなのでしょうか?
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基本的には同じです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%BC http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E7%BF%94 生物の場合は、羽ばたいている状態があるので固定された翼で発生させる揚力と同じに考える訳 に行かないところがあります。滑空状態では飛行機も鳥も昆虫も蝙蝠も同じです。羽ばたいてい る時は、空気を後ろに加速した反動で飛んでいると考えた方がいいと思います。小型の鳥、スズメ等 は羽ばたいて斜め上に上昇・羽を閉じて弾道軌道で落下・再び羽ばたいて、の繰り返しであまり 滑空状態を作らずに飛んでいます。昆虫でも常に羽ばたいていて滑空状態が殆どないものも ありますが同様です。 鳥と昆虫の比較では、サイズが異なることにより、「レイノルズ数」というものが関係してきます。 サイズが小さく、飛行速度が遅いものほどこの数値が低く、これは必要な揚力を得るのにこれに 伴って発生してしまう抗力(空気抵抗)が大きくなるという現象になります。昆虫の羽根が飛行機 の主翼と違い、極端に薄く表面も平滑でないのはこの低レイノルズ数領域に合わせた進化の結果です。 鳥の翼は一枚ずつの羽根から構成されてはいますが、グライダー用の翼型断面に近く、昆虫に 比較すれば、まだ飛行機に近いものです。蝙蝠は平板というより「膜」です。相互に違うとすれば こうした進化上で決まってきた形であり、原理に違いはありません。