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年金を納めるのは無駄なのでしょうか?
年金を納めるのは無駄なのでしょうか? 私は今障害基礎年金を受けています。そこの一部を過去に納めてなかった部分に振り込んでいます。 市役所の方は意味が無いと仰りますが、私は障害年金一生もらえるわけではない(5年分)なので将来のことを考えて振り込んでるのですが無駄な行為なのでしょうか?
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あなたが過去に国民年金保険料の納付免除を受けていて、その免除されていたものを追納(10年以内)しているというのでしたら、ちゃんと意味があります。 国民年金保険料をある期間100%納めたとしたら、将来の老齢基礎年金の計算にあたっては、その期間分の計算も100%で行なってもらえるからです。 しかし、もし、免除されていたものを追納しないままでいると、もし全額免除だったら、その免除を受けた期間分に対しては50%しか納めていない(平成21年3月までは33%)、として計算されてしまいます。 つまり、その分だけ、将来の老齢基礎年金が減ってしまうことになります。 免除されていたものの追納と、全くの未納だったものの後納(2年以内)とは混同しないで下さい。 免除の申請すらしないままで未納だったときは、そのまま未納のままだと、全く計算に反映されませんし、それどころか、満たすべき被保険者期間(原則、少なくとも25年)を満たせなくなってしまうことすらあります(=免除を受けたときは被保険者期間に含まれますが、未納だとそうはならない)。 市役所の方がおっしゃることは、その障害基礎年金が永久固定だったときだけ、意味があります。 永久固定かどうかは、年金証書でわかります。 年金証書に印刷されている診断書の種類の欄の数字(3けた)が1から始まっているとき(たとえば、100と印刷されているとき)は、永久固定です。 また、診断書提出年月のあとに届くハガキ(次回診断書提出年月のお知らせハガキ)で、診断書提出不要または**と印字されたときも、その後は永久固定です。 永久固定になると、少なくとも、障害基礎年金は死ぬまで受給可能ですし、2級の額(79万2100円)を下回ることがありません。 この79万2100円は、老齢基礎年金が満額受けられるとき(40年間休まずに国民年金保険料を納め続けたとき)の額に相当するので、もし永久固定ならば、老齢基礎年金を受給せずに障害基礎年金を受給してしまったほうがはるかにメリットがあるわけです(65歳以降は、老齢基礎年金と障害基礎年金との二者択一なので)。 永久固定でないのが普通(そもそも障害基礎年金は診断書提出年月ごとの更新が大前提)ですから、あなたが国民年金保険料を納めるのは、将来の老齢基礎年金のことを考えれば、ちゃんと意味があります。無駄なことをされているとは思いません。 ですから、市役所の方がおっしゃることは一部分が不正確です。
お礼
詳しくわかりやすい解説ありがとうございました。勉強になりました。