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「夏にふれてくる金魚売り」の「ふれる」

「夏にふれてくる金魚売り」の「ふれる」  日本語を勉強中の中国人です。次の文の中の「夏にふれてくる金魚売り」の「ふれる」はどういう意味でしょうか。  「庭に出っぱなしで終日を弟と二人で過ごすわたしの耳朶にいまでも残るもの売りの呼び声は、毎日のとうふ屋、魚屋、たまにやってくる竿竹屋、夏にふれてくる金魚売りなどであったが、いずれも雨風の音、虫や鳥の声音と同様ののんびりとした環境音であった。」  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • tkltk73
  • ベストアンサー率54% (171/315)
回答No.10

こんばんは。 この「ふれて」は「広く知らせて」という意味でしょう。 「折にふれて」や「事にふれて」と同じ用法で、 「夏にふれて」が「夏が来るたびに」という意味であると考えると、 ANo.5の回答者さんが引用されている辞書では[一](2)の 「機会・物事に出合う」という意味にあてはまることになります。 でも、「折にふれて」は「もし機会があればそのたびごとに」、 「事にふれて」は「もし何かが起こればそのたびごとに」という 意味で、この用法は偶然に出合う機会や物事に用いるものです。 季節や月や曜日のように定期的に必ずやってくる時期には 使わないように思います。「春にふれて」、「1月にふれて」、 「月曜日にふれて」という言い方はされないでしょう。 また、この「夏にふれてくる金魚売り」という部分は 直前の「たまにやってくる竿竹屋」という部分と対句となり、 「夏に」が「たまに」、「ふれてくる」が「やってくる」、 「金魚売り」が「竿竹屋」に対応しているものと考えられます。 一方を「夏にふれて」と「くる」、他方を「たまに」と「やってくる」に 分けて考えるのは不自然に思います。 以上より、この「ふれて」はその後の「くる」につながって 「ふれてくる」となり、「金魚売りであることを広く知らせながら くる」という意味で使われている言葉だと思います。

awayuki_cn
質問者

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 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても分かりやすいと思います。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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その他の回答 (18)

回答No.8

 awayuki_cn さん、混乱しないでください。  「夏にふれてくる金魚売り」の「ふれる」を皆さんは、「触れる」という字を使ってご説明しておりますが、これも間違いとは、一概には言えないことを申し上げます。日本人は真っ向から他人のいうことを否定してはいけないということなんです。  それで「ふれる」は「布令」をするということからきているという解釈もあります。  これは声を出して、みんなに知らせて歩く動作をいいます。無論、為政者の命令や知らせ、布告を告げて歩く事からきています。  そういう行為から、金魚売りが、一定の声と調子で金魚売をしてあるくような行為もふれるというようになったという、説明もあるのです。  その「布令」の字が擦り切れて、「触れる」になったのだということです。  昔は豆腐や泥鰌、鰯こ、いろんな売り声がありました。  

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。「鰯こ」は「鰯の卵」でしょうか。

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noname#116804
noname#116804
回答No.7

ANo.5ですが、ANo.5を撤回します。 ANo.3,6 さんのご意見に賛成。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ありがとうございました。

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  • hiccup
  • ベストアンサー率27% (12/44)
回答No.6

No.3, boko 10cho さんと同じ意見の者です。 「折に触れて」が「機会があるたびに」の意味であるように、「夏にふれて」は「夏が来るたびに」の意味であると思います。「折」とはこの場合「機会」のことです。 毎日のとうふ屋、魚屋、たまにやってくる竿竹屋、夏にふれてくる金魚売り は、頻度の高い順に並んでいるのです。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。この考え方もできますね。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

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noname#116804
noname#116804
回答No.5

「ふれる(触れる)」は、普通、「さわる」「接触する」という意味ですが、「広く知らせる」という意味もあります。 下の国語辞書の二の(3)に出ています。 「触れ歩く」というと、「広く人々に告げて歩く。言って回る。」ということです。 「お触れ」という名詞は、昔の役所が出していた通達です。「お達し」です。「広く知らせる」ということですね。 昔の日本の住宅地では、季節を問わず「豆腐屋」「魚屋」「竿竹屋」が、荷物を天秤棒にぶら下げて(あるいは担いで)、独特の口調で売って回る風景がよく見られました。 豆腐屋は、中国伝来のチャルメラと「と~ふ~い」という売り声で、回ってきました。 金魚屋は夏だけの商売ですから >「夏にふれてくる金魚売り」ということになります。 「きんぎょえ~きんぎょ」と節をつけて歌いながら、回ってきました。 Goo辞書 ふれる 【触れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふ・る [一](自動詞) (1)物と物とが軽く接する。接触する。液体や気体についてもいう。 「電線が木の枝に?・れる」 「空気に?・れると酸化する」 「偶然手が?・れる」 (2)機会・物事に出合う。また、直接体験する。 「西欧の文物にじかに?・れる」 (3)目・耳などで知覚される。 「目に?・れる」 「耳目に?・れる」 (4)法・掟などに反する行為をする。抵触する。 「法に?・れる」 「勘気に?・れる」 (5)言及する。問題として取り上げる。 「その問題は次章で?・れる」 [二](他動詞) (1)物にさわるようにする。付くようにする。 「手を?・れないでください」 「指で?・れる」 (2)男女が親しくする。 「人妻といへば?・れぬものかも/万葉 517」 (3)広く知らせる。 「?・れて回る」 「侍どもに、その用意せよと?・るべし/平家 2」 おふれ 【▽御触れ】 〔人に触れ知らす意から〕役所から出す命令や通知。 ふれあるく 【触(れ)歩く】 (動カ五[四]) 広く人々に告げて歩く。ふれまわる。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

 #1です。 >>「夏にふれる」はどういう意味でしょうか。  金魚は夏の物です。夏になると「金魚、金魚」と売るもの(商品)の名前を「人々に広く知らせて」、金魚屋が来る、という意味で「夏にふれる」が一つの意味的な塊ではありません。 2. >「ふれ売り」という言葉もあって「××は、要らんかいな」「竿や、竿竹ー」「金魚、金魚ー」などと売る物の名前を「ふれ」ながら売ることを言います。 ここの『売る物の名前を「ふれ」ながら』の「名前をふれる」はどういう意味でしょうか。  竿竹とか、金魚とか商品の名前を言って「私はXX屋です、XXを売っています。XXが要る人はいませんか?」と「人々に広く知らせる」ことです。

awayuki_cn
質問者

お礼

 再びありがとうございます。よくわかりました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

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  • boko10cho
  • ベストアンサー率55% (64/116)
回答No.3

ご質問の「ふれて」は、SPS700さんが参照されている辞書でいいますと、 1の(5) 「ある時期や物事に出あう」の意味でしょう。 「夏に“ふれて”くる」の意味は、「夏に“なると”来る」ということです。 「ふれて」が「広く知らせて」という意味であれば、「夏をふれて」という 言い方でないと、何を広く知らせているのか不明です。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。違うご意見ですね。この説も大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.2

触れるは 広く告げ知らせることで、この文中では金魚売りが夏の間だけ 「金魚ーーや金魚ー」と声を出して触れ歩きながら売っている。 のんびりした時代の夏の情景です。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 下記の2の2「ひとびとに広く知らせる」という意味です。   http://kotobank.jp/word/%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%82%8B   「ふれ売り」という言葉もあって「××は、要らんかいな」「竿や、竿竹ー」「金魚、金魚ー」などと売る物の名前を「ふれ」ながら売ることを言います。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。ここの「ふれる」の単体の意味はわかりました。まだすっきりしていないところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。

awayuki_cn
質問者

補足

1. 「夏にふれる」はどういう意味でしょうか。 2. >「ふれ売り」という言葉もあって「××は、要らんかいな」「竿や、竿竹ー」「金魚、金魚ー」などと売る物の名前を「ふれ」ながら売ることを言います。 ここの『売る物の名前を「ふれ」ながら』の「名前をふれる」はどういう意味でしょうか。

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