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ラダー型クリスタルフィルタの特徴と動作原理
- ラダー型のクリスタルフィルタとは、水晶のサイドに接続された2つのコンデンサの容量を調整することでフィルタの帯域を調節することができます。
- フィルタの帯域を狭くするためには、コンデンサの容量を上げる必要があります。逆に、帯域を広くするためには、容量を下げます。
- クリスタルフィルタは同調回路であり、水晶の共振周波数に合わせて帯域を選択することができます。水晶のQ値が高いため、水晶の内部での打ち消しも考慮する必要があります。
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「虚ジャイレータ」は、実際に狭帯域近似設計してみないと勘が掴めないかも…。 水晶の等価回路がわかれば、 シャント C - 水晶 X - シャント C 47 pF 4.194304MHz 47 pF の対称π型一区間で、回路シミュレーションにて 47 pF を振ってみるのが近道。 通過域近傍の狭帯域での数式シミュレーションなら…。 シャント C のサセプタンスはほぼ一定値 jB とみなせ、周波数特性に効くの水晶のリアクタンス jX 。 対称π型一区間、 シャント C - 水晶 X - シャント C サセプタンス jB - リアクタンス jX - サセプタンス jB の回路損失 L (dB) は、 L (dB) = 10*LOG[1 + [{(1+b^2)/4}*(x - {2b/(1+b^2)})]^2 b = B/Ro, x = X/Ro Ro は両終端抵抗値。 (x - {2b/(1+b^2)})^2 が周波数特性に効く項。 {(1+b^2)/4}^2 が周波数特性に乗算されるので、b (B) とともに増大し、帯域幅が狭くなる。
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- 178-tall
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引用ページの「ラダー型のクリスタルフィルタ」は、 シャント C - 水晶 - シャント C の対称π型を複数個タンデムに接続したものですね。 水晶の直列共振周波数 (ショート点) 近傍に通過域をもつ、結合共振器タイプの BPF です。 シャント C はトランス (変圧器) の機能を有しており (狭帯域近似の虚ジャイレータ)、その値を変えれば見かけの水晶インピーダンスが変化。 その結果、フィルタの帯域幅も変化する。 …というわけです。 >水晶のQは数十万の値がありますが、この高いQによって拡大された電圧は水晶の等価回路のLsとCsで打ち消されている、つまり、水晶の内部で打ち消されているという考え方は正しいですか? 水晶の high Q は、狭帯域 BPF の通過域損失を低くおさえるのに役立っています。
補足
回答していただきありがとうございます。シャントCやら虚ジャイレータはなんのことでしょうか?私には難しくて理解できません。もう少しわかりやすくお願いします。