それは、自然発生的にでしょうねえ。
西洋におけるホテルの歴史は、まず貴族相手の超高級ホテルから始まりました。伝説のホテル支配人であるセザール・リッツによって構築されたホテル・リッツはいまザ・リッツ・カールトングループとなっています。
一方、イギリスで始まった産業革命は労働者階級の収入を向上させ、そこから大衆が旅行に行けるようになりました。そういった庶民の旅行ニーズに応じたのがトーマス・クックです。ヨーロッパの鉄道時刻表で有名ですね。トーマス・クックは世界で始めて「パック旅行」というのを作りました。往復の鉄道と宿泊のホテルをセットにしたものです。これが大当たりしたんです。
で、そういた「庶民の宿泊先」として大衆向けのホテルというものが登場します。起源を辿れば「イン」とか「タヴァン」と呼ばれた施設になります。
こういった西洋式のホテルが、明治維新によって在日外国人向けにニーズが高まってくるのは当然ですね。手元に資料がないのでウロ覚えなのですが、我が国で最初に作られた「ホテル」は箱根の富士屋ホテルだったと思います。最初は日本人は入れなかったんですよ、外国人向けホテルですから。
そして外国人向けの高級ホテルがないことに国際的危機感を抱いた渋沢栄一らによって、半官半民の超高級ホテル、帝国ホテルが建設されます。
ざっぱに説明するとこんなものですが、ではそのアダルト放送ですが、まずビデオ放送が配信されるということ自体が1980年代以降の話ですね。それまではアダルトだろうがなんだろうが有線放送などで映像を配信するビジネスってのがありませんでしたから。
まー最初のビジネスの考えとしては音楽の有線放送みたいに映像も有線放送しますよというものだったんでしょうが、やっぱり一番ニーズが出てくるのはエロ関係ですよね。それで、もうそうなると自然に普及していったのでしょう。
ちなみに、曲がりなりにもちゃんとしたホテルなら、有料放送はありませんよ。帝国ホテルのテレビでHビデオは見られません。
お礼
分かりやすかったです。 どうも、有難う。