- 締切済み
高校化学の周期表の質問です。
高校化学の周期表の質問です。 (1)添付した画像にあるように、 周期表の下にいくほど陽性が大きくなる、つまり陰性が小さくなると書いていますがこれはなぜですか。 イオン化エネルギーが下にいくほど小さくなる理由 (上にいくほど原子半径が小さく電子1個にかかる陽子の引力が大きい) のと関係ありますか? (2)右にいくほど陽性が小さくなるのは 希ガス型の電子配置を目指すため、電子を欲したり排出したくなるからで合ってますか? イオン化エネルギーが右に行くほど大きくなる理由 (右に行くほど陽子数が大きくなり電子1個にかかる陽子の引力が大きくなる)のは知っています。 これからすると、この右にいくほどイオン化エネルギーが大きくなる理由と (2)の陽性が右にいくほど小さくなる、つまり陰性が大きくなる理由は 関係なさそうですが、実際関係ないのですか。 (3)別の参考書で 電子親和力は右上にいくほど大きくなる と書いてありました。 右にいくほど大きくなるのはわかるのですが、 上に行くほど大きくなる理由を教えてください。 教科書の図では完全な規則ではないので 全体的な感じで書かれたのだと思うのですが。 以上の3つお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- windwald
- ベストアンサー率29% (610/2083)
残りの質問とは……? すべての質問に対しての答えです。
- senzyu
- ベストアンサー率77% (44/57)
(1) ここでいう陽性とは、「陽イオンになりやすさ」です。陽イオンにするためには、電子を奪えばいい訳ですが、 周期表の下の元素ほど、イオン化エネルギーが小さい (電子を奪うのに必要なエネルギーが小さい) ↓ 少ないエネルギーで簡単に陽イオンになる ↓ 陽性が大きい となります。つまり、おっしゃるとおり、イオン化エネルギーで考えることができます。 (2) 化学全てに共通することですが、全てのものは安定になりたがってます。右側の原子であれば、例えばClであれば、電子一個もらいさえすれば、希ガスと同じ電子配置になり、安定になれます。逆に電子を複数放出して陽イオンになるにはとてつもないエネルギーがかかるでしょう。つまり、 陽イオンになりにくい=陽性が小さい=陰性が大きい=陰イオンになりやすい ということになります。 「希ガス型の電子配置を目指すため、電子を欲したり排出したくなる」とありますが、 「希ガス型の電子配置を目指すため、電子を欲したり、排出したくなくなる」の書き間違えでしょうか。 そうならば、正しいです。 イオン化エネルギーと陽性が右にいくほど小さくなるというのは、関係あるといえると思います。 右の原子はイオン化エネルギーが大きいため、陽イオンになりにくい、つまり陽性は小さい、いえるので。 (3) 電子親和力は、原子が電子を得て陰イオンとなったときに放出するエネルギーですが、わかりにくいので、私のイメージで話します。 原子(電子が一個足りなくて不安定=エネルギーが高い)が一個電子をもらって安定なイオン(電子が満たされた=エネルギーが低い)になったというのは、いいかえると、高いエネルギーのものがエネルギーを放出して低いエネルギーのものに変化した、といえます。 つまりここで放出されるエネルギー(電子親和力)は、この「元の原子とイオンのエネルギー差」と考えることができると思います。 その差っていうのはなんでしょう。これをさらに簡単にするなら、 「どれだけ電子を欲しがってるか」ってことになると思います。原子にいわせれば、 電子めっちゃ好き。電子をもらわないと気が狂う(不安定)。でも、電子をもらえば、僕の気持ちは安定するんだ。それだけ君への想い(電子親和力)がおおきいんだ」 ということです。 つまり、 電子親和力=エネルギーの差=電子への想いの大きさ=電子の好き好き度 と、なります。 電子の好き好き度っていうのは、「電気陰性度」です。 と、考えると電気陰性度が大きい=電子親和力が大きいとなります。 周期表の上の原子ほど、電子陰性度が大きいため、電子親和力が大きい、と考えるとつながると想います。
- windwald
- ベストアンサー率29% (610/2083)
おおざっぱな解釈としてはご自身でお書きになっている、 >上にいくほど原子半径が小さく電子1個にかかる陽子の引力が大きい という考え方でよろしいかと。
補足
ありがとうございます。 残りの質問も回答よろしくお願いします。