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高3の娘が建築士と数学の先生になりたいといっていますが両方を兼ねる大学
高3の娘が建築士と数学の先生になりたいといっていますが両方を兼ねる大学はあるのでしょうか?中国地方にすんでいるのですが今回娘が1級建築士と高校数学の先生の二つの資格を取りたいと言っています。1.そのような大学はあるのでしょうか?そしてそんなことは可能なのでしょうか?学力としては国立上位はまず不可能です。2.もしそのような大学があったとしても理系の学部でましてや建築などは大学に入ってもかなり勉強しないといけないと聞いてますし、その上数学教師の課程も取得となるとかなり難しいと思っています。娘にそのことを説得したのですが信じていないようです。どのように説得したらいいでしょう?3.大学としては本人は摂南大学の新設学科である住環境デザイン学科はその二つの資格を取得できるらしく希望をしています。4.親としてはあまり関西の方に出したくないし、元々建築志望だったので広工大の環境デザイン学科などは建築関係を勉強する環境が優れているように思いますし、国立ですと島根大学の材料プロセスなども建築士可能だと思うので建築1本で行かせたいのです。
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>1.そのような大学はあるのでしょうか? 工学部でも教職課程を受ければ、高校の理科、数学、工業 の教員免許は取得可能です。 建築学科の卒業に必要な科目と数学の教員免許に必要な科目、および教職課程の科目を履修すればよいのです。大学は、卒業に必要な科目と単位が学科毎に固定されていてそれ以外は授業の履修は自由です。 >2.もしそのような大学があったとしても理系の学部でましてや建築などは大学に入ってもかなり勉強しないといけないと聞いてますし、その上数学教師の課程も取得となるとかなり難しいと思っています。 AN1のizumi8940さんのおっしゃるとうり、基本的には難しいとおもいます。 ただし、大学によっては夏休み中に教職課程の集中講義をやるので、時間的には絶対無理ではないはずです。 ■ 工学部で真面目に勉強すると、大学受験より遙かに多い勉強量となります。 ■ 夏休みに集中講義を受けると、夏休みの実習とかが受けられません。 ■ 建築士の受験勉強と卒論で大変な時期に、教育実習とかがあったりしてかなりの負担になるはずです。 AN1のizumi8940さんがおっしゃるように、何日も学校に寝泊まりしながら製図や実験をやらなければならないのは本当です。これをやり遂げる根性があるかどうかですが・・・ 個人的には勉強ばかりしているのもいかがな物かと思うので、あまり薦めません。 大学は人間関係(人脈)をつくる場でもあるので、学友とかと一緒に遊ぶことも大切だと思います。 >3.大学としては本人は摂南大学の新設学科である住環境デザイン学科はその二つの資格を取得できるらしく希望をしています。 上記のようにその大学のカリキュラムに依存します。建築学科のみでは工業の教員免許しか取得できないはずです。 また、必要な科目の講義は存在していてもキャンパスが分散していると事実上履修できません。事前に調べておく必要があります。 >4.親としてはあまり関西の方に出したくないし、元々建築志望だったので広工大の環境デザイン学科などは建築関係を勉強する環境が優れているように思いますし、国立ですと島根大学の材料プロセスなども建築士可能だと思うので建築1本で行かせたいのです 必要な条件が揃った大学に進学できれば、入学してみてから考えればよいのでは?実際に授業を受けてみて、できそうならやるでしょうし、そうでなければ諦めるでしょう。進学すれば実体が判りますから本人が判断すれば良いのでは?
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- izumi8940
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1級建築士と数学教師の両方はまず無理です。 通常、工学部で教員になるためには教職課程を取る必要がありますが、これはtakkey-Tさんも仰るとおり、卒業単位とは別に教職課程を取らなくてはならないので時間的に厳しいです。場合によっては4年で卒業をあきらめることにもなるでしょう。 また建築士の受験資格を得るには実務経験が必要になります。これは大学に加えて2年以上です。(実務経験には大学院を含みます。) 大学に現役で合格したとして、受験できる時には24歳です。教員になりながら実務経験というのは無理でしょうから、24歳から教員と建築士の試験を受け始めることになります。県にもよりますが教員採用試験は年齢制限がたいてい30~35歳までですのでわずかな期間でどちらの資格もとらなくてはならない事になります。さらに理系で教職課程は4年では終わらないだろうとの話を考えるとさらに受験の期間は短くなっていくでしょう。 また1級建築士の合格率は総合(筆記と製図)で1割を切ります。そのため、2級建築士などの建築にかかわる資格を持った人がその方面の仕事をしながら1級を目指すということが多いようです。教職につきながらでは難しいでしょう。 最後に、難しいと言い続けてきましたが、一番大事なのは「何がしたいか」ということです。娘さんは1級建築士と数学の教員の両方を兼ねる事で何をしたいと考えているのでしょうか。2つとも両立が難しい資格ですから、なりたいだけというのは非常に危険で、どちらにもなれないリスクを持つことになります。ただ単に取りたいというのではなく、こういう事をやってみたいから資格が必要だという意識を持っているでしょうか。 建築に必要な製図も、通常の講義を受けつつ、何日も数時間の仮眠だけで学校に寝泊りしながらやることになります。教職課程を取れば毎日の授業の数が多く、一人暮らしであればさらに負担が増えます。 どう娘さんを説得したらよいかということですが、以上のことを踏まえ、「何をしたいから2つの資格を取らなければならないのか」ということを相談してみたら良いのではないでしょうか。大学在学中やその後の就職など人生設計をしっかり相談すればおのずと答えが出てくると思います。 やりたいことをやることも重要ですが、自分がどのように社会の役に立てるのか、そのために必要な資格なのかということを考えてみてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。とても詳しく書いていただいて、参考になりました! 娘と話し合ってみます。
工学部で数学教師は相当難しいです。 というのも、教師の免許を取ろうとすると教職の単位をとらないといけないのですが、工学部は教育学部よりもともとの必要単位が多い上卒業論文がある場合がほとんどなので3年後期から4年はあまり時間が取れません。 私が国立の総合大学の学生だったときは文系は基本的に午前中しか必修授業がなく、教職科目は午後に設定されていました。工学部だと午後には実験やゼミなどを必修科目があるので教職を取りながら4年で学部を卒業することは事実上不可能でした。(書類上は高校理科の免許が取れることにはなっていましたが) 卒業単位数が少ない大学なら可能かもしれませんが、それって大学で習うことが少ないってことですので、損か得かっていえば損でしょう。大体の資格は資格がありさえすればいいのではなく、資格は持っている技能の裏づけでしかありません。ですから資格に受かるかどうかとは別に、それなりに技能を磨かないと仕事はできないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。やはり大変なのですね。娘と話し合ってみます。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。とても詳しくなおかつ分かりやすい回答ありがとうございます。娘と十分話し合ってみます。