私は十年程前に心理学専攻で大学を卒業しました。
今になって思うことは、自分が学びたいことを学べる大学をもう少し真剣に探しておけばよかったかなぁ、ということです。
心理学でも、こころの「何を」さぐるかによりいろいろあることは、seteraさんの回答で分かっていただけたのでは。
若干の補足を。
大きく分けると、実験心理学と臨床心理学の2つに大勢は分かれています。
私は社会心理学の専攻でしたが、実験心理学系の学科にいたため、統計を中心とした手法で解析し、論文を書きました。
臨床系ならば、ケーススタディが中心になるでしょう。
俗に、「心理学」がやりたいと志す人の思い浮かべるイメージは「臨床心理学」なんじゃないかと思っています。
しかし、実験心理学にも面白みがあって、やり始めると志がぐらつくものです。
ですから、今は、図書館や大きい書店の心理学の棚から、「心理学の基礎」をまとめた専門書がありますので、自分がやりたいこと、研究してみたいことが、大体どの領域に当てはまるのかを見てみてください。
そして、それが研究できるのはどこか調べてみてください(朝日新聞社のAERAの増刊の「心理学が分かる。」に心理学が研究できる大学リストが付いています。)。
どっちにしても、基礎で一通りはやっておいたほうがいいとは思います。がんばってください。
(補足ですが、seteraさんの分類の中で、認知心理学が錯視・錯覚の研究分野になってますが、これは知覚心理学です。認知心理学は記憶や学習などが対象です。知覚の方が本能的というか先天的なもの、認知のほうが機能的・後天的なものを扱う、といってもこれもクロスオーバーしているところもあるんですが・・・。)
お礼
回答ありがとうございました。大学で後悔しない為に、もっと心理学の本を読んで、自分の興味のある分野を明確にしたいと思います。