「補足」に対するお答え。
三相回路の線間電圧と線電流との間には、30度の位相差がありますから次式となります。
P1=Vrs×Ir×cos(30+θ)
P2=Vst×Is×cos(30-θ)
P=P1+P2
(必ずしもP1=P2でなくてもよい)
二電力計法は平衡、不平衡にかかわらず測定できます。平衡していることが分かっているなら、(中性点が取れれば)1個の単相電力計のみで、指示数を2倍するだけでよいのです。
電力会社が需要家に設置している三相電力量計は、二電力計法を応用したものです。P=P1+P2になるように、指針(数字のコマ)を一つにしてあります。したがって、不平衡の現場でも用いられていることがおわかりになると思います。
お礼
ありがとうございます。 よく理解できました。 今後ともよろしくお願いします。