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「専門的な回答」になるのかどうかは分からないが、昭和56年(1981年)に当時の文部省から出された告示「常用漢字表」の中にある、明朝体の字体や楷書の違いについての見解が答えになっていると思う。 リンクした文部科学省のサイト内のページ「常用漢字表:文部科学省」の、トップから少し下(『前書き』5項目と、『表の見方及び使い方』12項目の下)にある「(付) 字体についての解説」が参考になる。 「領」の字についても、代わりに「令」が、「第2 明朝体活字と筆写の楷書との関係について」の2の(6)に例示されている。
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- kogotokaubewe
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財団法人 日本漢字能力検定協会 のサイトの「よくある質問」には、以下のように書いてあります。 http://www.kanken.or.jp/faq/faq2.html ---------------------------------------- Q4 とめ・はねはしっかり書かなければ不正解となりますか? 次の画につなげる時に少しはねてしまった部分など、画数・字体が変わらない程度のものについては許容範囲としていますが、教科書体の字体を手本に、ていねいに書くよう心がけてください。 ---------------------------------------- 手書きの文字としては、やはり教科書体が基本と考えるのがよいと思います。 そして、明朝体やゴシック体は印刷の時の文字。 私が添付した画像は、左がゴシック体(MSゴシック)、真ん中が明朝体(MS明朝)、右が教科書体(AR教科書体M)です。 ちょうど、アルファベットのブロック体(画像下段左)と筆記体(画像下段右)の違いのようなものだと心得ておいたらどうでしょうか。 なお、画像でお示しの右側の書体は楷書の毛筆書体のように思えます。毛筆で「手書き」するときの書体ですね。 http://www.akibatec.net/wabunfont/category/kaisho.html
この明朝体と手書き文字の形の違いは週に一回以上は出る質問です。 結論から言うと明朝体の字の形は印刷書体としてデザインされた結果であって、実際の手書きの文字とは違った独特な物です。 そのデザインを真似すると、明朝体風のレタリングの文字は書けるようになりますが手書きの文字としてはおかしくなります。それにそんな字は書きにくくて疲れてしまいます。 ですから小学校教科書などでは明朝体にまどわされないように手書き文字に近いデザインの教科書体という印刷書体を使っているのです。 http://www13.plala.or.jp/hosonag/juken_kyozai_kyokasyotai.htm http://www.geocities.jp/ki07ji/kireinaji/kyokashotai.html 昔はあまり無かったこういう質問が最近は多いというのは、今は手書きの文字よりもワープロでの印刷の文字に触れる機会の方が多いという事なのだろうと思います。 多分小学校の時には手書き文字の描き方で習っているので直感的には「令」の下は「マ」だとわかっているのだけれども明朝体を見ると違うので、混乱してしまうのでしょうね。 なお楷書を印刷用にデザインした物は明朝体とは違います。教科書体のほうがそれに近い字形です。 楷書体の印刷書体と教科書体の違いは、教科書体が美しさは多少犠牲にして点画をわかりやすくしている点です。 http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily033.html 文化庁はこういうふうに説明しています。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000004340&clc=1000000068&cmc=1000003929&cli=1000004317&cmi=1000004330 平たくいえば「常用漢字表は印刷物のためのガイドという面が強いので明朝体を使うけれど、それに引きずられて書き文字の形を変えないように」ということです。 手書きの字形に迷った場合は教科書体か楷書体を参考にするのが正しいのです。 http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/06/12/kyoukasyofont.html
- cofeemaker
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どっちも正しい。 文字には書体というものがあります。 大雑把に言って、右は明朝体(中国に明朝ってありましたよね)、左はゴシック体(ヨーロッパの建築様式でゴシックってありますよね)です。 どうしても白黒はっきりつけないといけないなら、明朝体が正解です。漢字テストなどは「漢字は丁寧に、楷書で書くこと」が前提。楷書の一般的な書体が明朝体である以上、明朝体が正解と言わざるをえません。文字は、誰もが見てそれだと分かるものでなければならないからです。 ちなみに国語の教科書は「教科書体」という書体で書かれており、ゴシックとも明朝体とも少し違います。ワークはだいたい教科書体。漢字ノートはだいたい明朝体。 学校のテスト対策では、漢字ノートを参考に。また、画数が指示通りになるかどうか確認しましょう。明朝体は、動きがあるときは筆をいったん置いてから再び書き始める・・・という書体だからです。 すでにご存知であろうことまで書いてしまってるだろうことが恥ずかしいですが、以上です。 もっと専門的な回答を私も期待します。