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ネガティブコンセンサス方式について

ネガティブコンセンサス方式について WTOの紛争処理制度で、「パネルや上級委員会の報告採択はネガティブコンセンサス方式(全加盟国が反対しない限り案件は可決される方式)が採用されている。」 とあったんですが、具体的に想像できません。たとえばA国が協定違反しているということを可決するには加盟国の1国の賛成だけでOKなんですか?ここでいう「案件」って具体的にどんな内容のものなんですか? 教えてください。

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回答No.1

一般に国際会議での採決手続きには、ネガティブコンセンサス方式と、多数決方式があります。 多数決方式の方が分かりやすいのですが、議長が1国1国に賛成か反対かあるいは棄権か、を聞いていきます。通常、評決は賛成○票、反対○票、棄権○票、という形で結果が出ます。この場合、全ての国が賛成票を投じた場合(つまり反対も棄権も1国も無かった場合)、ポジティブコンセンサスと呼ばれることがあります。 ネガティブコンセンサス方式の場合には、1国1国に賛成か反対かを聞くことをしません。議長が「今ある採決案に対して、反対の国はありますか?」と一言議場に声をかけ、反対が出なければ採決、というものです。この採決の方式の場合、採決されたからといって全ての国がその決議に賛成しているとは限りません(反対しなかったというだけで、反対に限りなく近い棄権かもしれません)。 WTOの他にも、例えば京都議定書の締約国会議などでもネガティブコンセンサス方式がしばしば用いられます。

eiwi
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 う~ん、でもやっぱりよくわからないです。「反対が出なければ採択」ということは、反対が出ると採択されないということですか?賛成が1つでもあれば採択されるのがネガティブコンセンサスだと載ってたんですが…。だから例えば100の国が参加してて、ある議題に対して99の反対と1の賛成が得られたとしても、採択される?という理不尽な結果が招かれると思うのです。

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