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アンタイドODAについて
アンタイドODAについて アンタイドODAについて調べてたんですが、日本は前はタイドODAをしていたらしいですね。政略的で日本企業に貢献していたと思います。 でも、今はアンタイドODAが多い、というか国際的な取り組みに成っているような気がするのですが、そんなことしたらODAを払う国はかなりの大損をするだけで何のメリットも無いのではないですか?と思っています。 アンタイドODAでもちゃんと損しないような仕組みでもあるのでしょうか? それとも本当に損するだけなのですか? アメリカとかがアンタイドODAが多いのは何故ですか? よろしくお願いします
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失礼ですが子どもさんでしょうか。商売なさった(会社に入って商売した)ご経験はないでしょうか。 「損して得取れ」で考えてみてください。たとえば中国に対するODAについていえば、たぶん橋や港や空港なども作ったでしょう。直接日本のODAでつくってなくても、たとえばODAで大病院を建てたので、中国はその分のお金が浮いて空港建設に回せたというような考え方も。 そして、それらのインフラなどがあるからこそ、後から日本の企業や工場が中国に進出して商売が成り立つわけです。タイドは「得して得取れ」、アンタイドは「損して得取れ」という感じでしょうか。日本の官民の連係プレーとも考えられます。 そもそも、ODAは無償と有償があって、無償は差し上げるのですが有償は貸すのです。利子付きで返してもらいます。その利子が低く返済期限が長いので(これは借りる側にとってありがたい)、援助と呼ぶことになっています。日本による対中ODAのこれまでの合計についていうと、無償はわずか千数百億円で、有償が3兆円ぐらいだそうです。 中国関連ではそのほかに数兆円、輸銀融資などもありました。しかし、(旧)輸銀というのは政府系金融機関で、民間の輸出入事業などを振興するためにお金を貸すのです。たとえば、日本の企業が中国の天然資源を開発・輸入すると言ったら、輸銀がその日本企業(または合弁事業など)に大金を貸してくれました。その事業で儲けて、輸銀に返済します。輸銀融資とはそういうもの(ただし現在は組織も制度も改変あり)なのに、これを丸ごと中国への援助と思い込んでる人もいて、あきれちゃいますね。日中貿易は大発展を遂げて、日米貿易をしのぐほどになっています。 なお、たとえばアフリカへのODAなど、損得抜きの人道的援助も少なくないと思われます。
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日本の公共事業も、国内というだけで、タイドODAと同じ、そして、この大赤字の今があります。実際に、ODAで必要の無いものがたくさん作られているらしいですし。
お礼
回答ありがとうございました。 だったら一体何の為にODAを使うんでしょうね。赤字になるのなら意味が無いです。 まあ、会社に仕事を与えるためでしょうか、だから政治家も利権争いで忙しいのですよね。 それにアンタイドODAならば、尚、損して赤字とはよくわからないですね
お礼
わかりやすい、回答ありがとうございました! 私は経済無知で社会経験のない学生です。前々からODAというのが戦後賠償のイメージが強かったので、はっきりと理解しておこうと思い質問しました。 ODAには無償と有償があるのですね、知りませんでした。それに利子がちゃんとあったことで安心しました。 それに、確かにその国が発展して日本に人が来れるようなったりすると経済効果も見込めますね。資源の輸入だったり、企業の海外進出も出来るようになると確かに後には得できるようになっていますね。 アフリカとか貧困に喘ぐ国などには無償ODAを使っているのならば、とても良い事のように思いました。 ありがとうございました