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ドロップ桝の落差について
- 住宅における汚水や雨水桝の設置で、高低さがある場合のドロップ桝についての情報を求めています。
- ドロップ桝の最低寸法は分かるが、最大寸法及び管の角度の制限が分からないため、詳しい情報を求めています。
- 役所の下水道課に問い合わせたが、分からないという回答であり、自身で調べてもドロップ桝を使用するべきだとわかっているが、どちらが適切かや注意点についての情報を求めています。画像データを参照してアドバイスをお願いします。
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A,Bのどちらでもかまいませんが、Aにした場合は配管勾配30°は好ましくありませんので変更する必要があります(同時に水平部分も不可)。 一般に宅内下水管の汚水管の勾配は10cmのパイプで2‰程度(1mに2cmの落差)と技術指導している役所がほとんどで、Aの方法の場合は、横引き管の勾配を適正2‰程度にしつつドロップ桝を連続的に使用します。なので階段の勾配とは異なる勾配になる為、各ドロップ桝の設置深度と配管埋設深度は深くなります(落差も大きくなる)。勾配が急だと、汚水がうまく流れない(固形物が管内に残ってしまう)恐れがあります。また、配管途中で勾配を大幅に変更する場合には変更箇所に点検口(桝)が必要となりますので、桝~桝間は一定勾配にしなくてはなりません。 >役所の下水道課に問い合わせても、よく分からないという答えでした。(階段なりに排水勾配をとっても良いかとの問いに対して、最低勾配はあるけど、最大勾配はないと思うけど・・・?) 多くの役所の下水道施工規則では、口径100mm以上で2/100以上と定義している場合が多く、上限を設けていません。なのでこれ以上の回答は望めないと思います。 例えば http://www.town.kibichuo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/ar05604881.html ただし、実際には排水設備に使用される小口径の排水管の流速としては100mm管では0.6~1.5m/Sec の範囲が理想的(最大3.0m/s)と言われており、これを考えると100mm管ではせいぜい30‰程度までが理想となります(マニング公式による)。 http://www.city.fuji.shizuoka.jp/ct/other000011700/hg-1102.pdf
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- smoks-gen
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A、BどちらでもOKです。但し、汚水排水の場合はAのケースで注意することが一点あります。階段の踊り場下部分の緩勾配の配管は止めた方が無難です。同じ勾配でドロップ枡まで配管した方が良いと思われます。理由は汚物が水平部分に溜まり配管詰まりを起こす可能性が高くなります。汚水の配管は勾配がきつければよいというのではなく、適度な勾配は理想です。「汚水が汚物を一緒に流れる」状態がベストです。急勾配になると汚水のみ先に流れてしまい結果的に汚物が配管内に残ってしまうという現象になりますので注意してください。
お礼
アドバイスありがとうございます。2Mの落差でも問題ないようですね。 Aの場合、アドバイスの通り緩勾配の配管は止めれば、30度の角度でも汚物は問題なく流れるのでしょうか? 「急勾配になると汚水のみ先に流れてしまい結果的に汚物が配管内に残ってしまうという現象になりますので注意してください。」が少々気になります。
お礼
詳しく回答いただきありがとうございます。 おかげさまで疑問が解消されました。 頭の中には、階段の勾配なりに配管する事ばかりを考えていましたが、 ドロップ桝を使用する意味がそこにあるわけですからね・・・。