- ベストアンサー
セッケンについて
セッケン水の色が濃度とともに無色透明、青色から白色に変化するのはなぜですか?教えてください。お願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
濃度が低い時は,光が散乱されずまっすぐ透過します。 したがって,特定の波長の吸収が起らずに,無色透明を呈します。 石鹸水の濃度が高くなると,光の散乱が起りやすくなります。この場合,長波長の光は透過しやすく,短波長の光は散乱されやすくなります。この散乱した光の中には,赤色に比べて紫色や青色が多く含まれることになります。 ちょうど,空が青く見えるのと同じ原理ですね。 さらに石鹸の濃度が高くなると,石鹸自体でミセルという巨大分子構造をつくります。ここまで分子が大きくなると,長波長の光も散乱されやすくなりますから,散乱光はすべての波長を含み,白く観察されます。 これは,石鹸に限らず,牛乳が白く見えるのと同じ原理です。牛乳も,薄めて光にかざせば,青く見えます。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございました。