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マッチやライターが無かった時代は
マッチやライターが無かった時代は 火を起こすのは木を何時間もかけて摩擦させるしか方法はなかったのでしょうか?
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終戦後、疎開で農村地帯にいましたが、すでにマッチはあっても、農家ではマッチをあまり使わず、いろりの熾き火を火種に、「きょうぎ(経木)」と言われた薄い木片の先に硫黄を付けて固めたものを使ってかまどに火を起こしたりしていました。 これはおそらくマッチ以前からの風習でしょう。 火打石なども、必要なときいつも使うのではなっく、種火を取り置くほうがより一般的だったと思われます。 それなのに、今ではマッチさえ過去の遺物になりましたね。
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- cyototu
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昔はオヤマボクチ(雄山火口)と言うアザミの花のような形をした植物の枯れた花などに綿屑を集めたものの上に火打石で火花を落とし、口で吹いて火を起こしてから、それを10cmほどの細長い薄板に移して火を大きくしました。江戸時代から明治にかけてそれらの火付け用の小道具を入れる箪笥様の小さな小箱が各家庭にあり、江戸末期では数十秒程で火を起こせたそうです。 しかしもっと昔は、火打石を使ってももっと時間がかかったようで、農家等では囲炉裏の灰の中に常に火種を用意していたそうです。この火種の番をするのは一家の主婦の大事な役割の一つでした。そこで新しい嫁が来るとその嫁に火種の番をまかせられましたが、それが嫁の試練ともなったそうです。夜中に火種が消えてしまうと、止む終えず火打石で火を起こさなくてはなりません。その音は部落中に聞こえてしまいますから、口うるさい村の女スズメどもの絶好の話題になってしまいます。そこで嫁は親しい嫁同士で内緒で火をもらうなどの工夫をしていたと、柳田國男の民俗学の本に書いてありました。
- eroero1919
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今でも「アウトドアの達人」みたいな人だとものの数分で火おこしをしますよ。火おこしの方法が原始的だった時代には、現代人にとって携帯電話を使うくらい常識のテクニックだったと思います。 自慢じゃないですが、私は薪を使って火をおこすのは手馴れたもんですよ。やったことがない人なら、まともに薪に火をつけることもできないと思います。コツを身につければ案外に簡単です。 あと最も原始的で効果的な方法は「種火を絶やさない」ことだったようです。一度消えてしまうとまた火をおこすのは面倒ですからね。炭はなかなか火がつかないですが、一度火がつくと想像以上になかなか消えません。父から聞いたのですが、昔は火鉢に炭をくべて、寝る前に軽く灰をかぶせておいたそうです。灰は空気もほどほどに通しますから炭は火が消えることなくじわじわと燃えて、翌朝炭を継ぎ足すとそこからまた火がおこせるというわけです。
- TrailJoy
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民俗調査をしていた時に火打石よりも簡便なものを見たことがあります。 小さい木片(マッチ箱ぐらいの角材)に紐がついてその先に金属片が結んで ありました。木片のほうに石だったか金属だったかが埋め込んであって これらを火打石みたいにカッカッと打ち合わせて火花を出したんだそうです。 原始的なライターですね。
- arukie
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火打ち石と、がまの穂を火口(ほくち)として使っていました。 ガマ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%9E 鉄腕!DASH!!でも実際やっていましたね。
- debukuro
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火打ち石と言うケイ素主成分の石があります ライターの発火石やや爆弾の信管にも使われる石で、鉄でたたくと強い火花が出ます この火花で油をしませた綿に火をつけるのです 昭和20年代にもライターやマッチが乏しい頃にタバコに火をつけるときに使われていました
木を擦り合わせる迄にはいくつか火をつける方法はありました。 時代劇で見るような火打石とか。 また、毎回火をつけるのではなく、火鉢等の中に火種を消さずに残しておき、火が必要になった時はそこから紙や細い木に火をつけてからかまど等に使っていました。
- tpg0
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日本では江戸時代の頃までは「燧石=火打石」を叩き合わせる時に出る火花を硝酸カリウム(硝石=火薬の原料)等を使った火口に引火させてました。 この方法は、正にライターと同じです。 数千年前は、木の摩擦熱で火を熾こしてましたが、それでも数分間で火熾しが出来たそうです。 大昔の人達の方が現代人より賢かったかも知れませんよ。