>オシロスコープの性能で、アナログ帯域って数値はどういうことなんですか。~MHzの速度のアナログ信号を測れるってことですか。
オシロスコープは無限に高い周波数まで表示出来るわけではなく、一定の限界があります。
捉えきれない高速信号は、実際の値よりも小さく表示されてしまいます。
アナログ帯域の数値は慣習的に、表示される値が実際の入力値の-3dBとなる周波数を示します。
例えばアナログ帯域100MHzのオシロスコープに、100MHz 0.7Vp-pの正弦波が表示された場合
実際の入力信号は1Vp-p程度だと逆算する必要があります。
ただ、100MHzが限界と言うわけではありません。減衰が大きくなっていくだけで
アナログオシロでは110MHzの正弦波を入力しても観測は出来ます。
>それと、デジタルオシロにおいて、サンプルレートって性能の数値がありますけど、それも同じような意味なのですか。
同じではありませんし、対比する概念でもありません。
デジタルオシロは、アナログ信号を入力してデジタルサンプリングする機器ですから
アナログ帯域の制約も受けるし、サンプルレートの制約も受けます。
デジタルオシロでは、どちらも意識しなくてはなりません。
サンプルレートですが理論的にサンプルレートの半分の周波数の入力信号までしか対応できません。
例えば、アナログ帯域100MHz、サンプルレート200MHzのデジタルオシロに、100MHz 0.7Vp-pが表示された場合
やはり実際の入力信号は1Vp-p以上だと逆算する必要があります。
110MHzの正弦波を入力した場合、サンプルレートの半分を越えているため事実と異なる波形が表示されるだけで観測は出来ません