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設計士は家を建てる?

素朴な疑問です。 良く偉い設計士さんがTVなどで 『ここは私が建てました』とか言われますが 以前私の知人(左官)と一緒に新築現場で仕事をしていた(私はたまたま休日で手伝い)時そこの担当の設計士(この方もちまたでは有名)さんが来られ作業に意見を言いました。 その意見とは 知人(左官)が壁にしっくいで鏝絵を書いていた時そのパーツをしっくいやセメント(ノロ)で張り付けていると『なぜ**のボンドを使わないのか?』と激怒していましたが 知人は『そんな物で取り付けると10数年後アクやしみが出るから使えない』と一喝するとその設計士は何でもかんでもボンドや接着剤の様なもので取り付ける物だと思い込んでいた様子でした。 知人いわく『最近口ばかり出す設計士は法律やデザインのことは詳しいが収まりや施工方法に無知が多い』と言いました 知人も良くここは『俺達がこの家を建てた』と言いますが必ず”達”を付けます その新築現場でも設計士さんの挨拶の時は『あの建物は私が建てた』と言われました 図面だけ書いて施工方法を知らない方や収まりや使用材料の事も知らずデザイン優先の設計士さんとか多いのでしょうか? 私のイメージでは設計士(一級)とかは誰よりも建築に詳しく優秀な方(よく先生とか言われるので)との思いがあるのですが ちなみ私の知人は鏝絵で個展など開き文化財の修理などやっているのですがみんなからはおいさんと呼ばれてます。

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回答No.5

2代目cyoi-obakaです。 >私のイメージでは設計士(一級)とかは誰よりも建築に詳しく優秀な方(よく先生とか言われるので)との思いがあるのですが この認識は改めて頂きたいと思います。 あくまで一級建築士は、その国家試験に合格しただけの事ですからネ! 建築という広範囲の知識のほんの一部を薄く広く覚えただけの事で、資格そのものは全く専門的ではありません。 資格を見るのではなく、その方の経験量を見るのが適切でしょうネ! だってネ、私は大学院を出た歳に一級合格してしまいましたから、何にも知らない肩書だけの一級建築士でしたよ。 それから30年、構造設計→現場監督→施工図→意匠設計と転戦し、今やっと給排水設備設計を習得し、残るは電気設計か!の段階です。 ただ、私、目に見えない物(電気)は苦手なんですよ。 死ぬまでに覚えられるか? 自信ありません。 なんせ、本業をやりながらですから、時間も少ないので…………。 こんなものですよ、設計士なんてネ! 結局は、それぞれの専門家の方々の知恵と技術をお借りする事で、なんとか建物を完成させているのです。 >良く偉い設計士さんがTVなどで『ここは私が建てました』とか言われます 烏滸がましくて、恥ずかしくて、そんな事、口が裂けても言えません! ただ、何故いろんな事を覚えようとするのかですが、 それは、適切な設計をし、現場がスムーズに動くようにという一念です。 私の本業は意匠設計ですが、他の事を理解してないで絵を描いても、それは「絵に描いた餅」でしかないと考えているからです。 別名『器用貧乏』と呼ばれていますが、私のような設計士は大成しないと言われています。 しかし、大成しようなんて考えていませんから良いのです。 お客さんに喜んで頂いて、現場の職人さん達が楽しく作業が出来る環境を造るのが私の務めだと解釈しています。 要は、設計士は「コーディネーター」だと思っていますよ! ですから、設計士に多くを期待しないで頂きたいと思います。 以上です。

toyota-yy
質問者

お礼

ありがとうございます >資格を見るのではなく、その方の経験量を見るのが適切でしょうネ! 経験量ですか・・難しいですね 私の様な凡人は『先生』と呼ばれる方々は頭もよく何でも知っていると言うイメージがあったもので! >烏滸がましくて、恥ずかしくて、そんな事、口が裂けても言えません! 私が手伝いに行く現場は良くそのような事を言われる設計士さんいるので でも回答者さんの様な設計士の方もいらっしゃるのですね! 私も回答者さんの様な方が担当している現場で作業してみたいですね! 丁寧な回答ありがとうございました

その他の回答 (5)

  • openfield
  • ベストアンサー率36% (27/75)
回答No.6

こういう話題を読むとつい寂しくなって来る。 >烏滸がましくて、恥ずかしくて、そんな事、口が裂けても言えませ >ん! 私はもうすこしすると60才です。 大学をでてからずっとこの道一筋です。寄り道はしていません。 まだ恥ずかしくて 『ここは私が建てました』とはいえません。 『こんなの建てたのはどこのどいつだ!』と、言われることはあるかも しれませんが・・・。(-_-;) しかし、 『ここは私が建てました』と胸を張っていえる日を夢見て今日まで やってきました。明日の磯崎新、安藤忠雄らを目標とする若き建築家の 卵の皆さんも同じでしょう。 こういう書き込みをみると、1級と2級との差異についてなどのような 、必要以上に『媚びる』、『へりくだった』回答になるのが、我慢が ならないとは言いすぎであるが、・・・この職業に誇りをもってやって 来た一人として『寂しい』かぎりです。 ******* さて、質問者の方は、たんなる『手伝い』として現場にこられ、 そこでのやりとりを見られた感想を述べておられるが、 >『なぜ**のボンドを使わないのか?』と激怒していましたが とのことです。 事前に、作業打ち合わせ等で指示されていませんでしたか?。 元請けの社長等と使用材料の確認をした上で決定した事項では ありませんでしたか?。 『おいさん』はそれを聞いていなかったのではありませんか?。 『おいさん』はそんなものは間違っているからと自分で工法、材料 をきめてしまいませんでしたか?。 >元請けの社長まで呼び出されたため とはそのせいではありませんか?。 それがもし文化財の修理でしたら大変なことです・・・。 そういうところで作業されている方ならよくご存知でしょうが。 >『そんな物で取り付けると10数年後アクやしみが出るから使えな >い』と一喝すると は筋違いです。 また、そうではなくても >『最近口ばかり出す設計士は法律やデザインのことは詳しいが収まり >や施工方法に無知が多い』 とは、『手伝い』として現場にこられた質問者の方に偏った誤解を 与えてしまいますね。 『俺達がこの家を建てた』と、必ず”達”を付けられるほど気配り の届く職人さんにしては『軽率』ですね。 ******** >私のイメージでは設計士(一級)とかは誰よりも建築に詳しく優秀な >方(よく先生とか言われるので)との思いがあるのですが すくなくとも、『おいさん』のほうが、その『先生』よりも壁を塗らせ たら優秀です。現場に居られる大工さんのほうが鉋を使わせたらその 『先生』よりも優秀です。現場に居られるペンキ屋さんさんのほうがペンキを塗らせたらその『先生』よりも優秀です。 ただ、建物全体を見る目は彼らより数段上を見ています。 設計とはそういう職業です。 だから、『その建物に関しては』誰よりもよく『理解』しているから 彼らに『指図』できるのです。 そして、建物を愛する気持ちは、『おいさん』や大工さん、ペンキ屋 さんとおなじです。 はっきり言いますが、設計士によっては、 >私のイメージでは設計士(一級)とかは誰よりも建築に詳しく優秀な >方(よく先生とか言われるので)との思いがあるのですが でいいです。その通りです。 ********* 随分昔の話です。 出来上がったばかりの建物の外で話をしていると、職人さんが息子さん に、 『これは、とうさんが建てた。』と自慢していた。 私の顔を見るなり息子さんの手を引いて離れようとするので 『やぁ、お世話になりました。』と声をかけておいた。 彼は、コーキング屋さんでした。 私は、建築の職人が好きなのはこうして自分の仕事を誇りとし、 そして自慢することです。いいんです、無理して『俺たち』なんて 言わなくても。 『俺が建てた』で。

  • nabituma
  • ベストアンサー率19% (618/3135)
回答No.4

まあ建築士が家を建てたというとちょっと不遜な感じもあるかもしれませんね。 作品なんていわれる家には住みたくないので、あくまでも家を設計監理してもらった人ということになります。 お寺でも○○僧正が建てたといいますが、建てたのはやはり大工さんですね。 建てたには企画、設計をしたという意味で言っているのだと思います。 職人仕事の部分というのは軽視しがちになるのかもしれません。 建築士も伝統和風建築から鉄骨からビルからすべてパーフェクトな人がいるわけではないでしょうから一つのところをとらえて知識がないというのはちょっとかわいそうでしょう。 無知もあると思います。まあ本当にデザイン主体で実際の収まり等、詳細図面が書けないという人もいるようですから、そのあたりはやはり文句をつけられてもしかたがないでしょうね。 私は仕事が違いますが、設計書を書くときは概要設計書であっても詳細を求められれば時間をかければ書くことができます。 全般デザインしかできないというのはどうかと思いますけどね。

toyota-yy
質問者

お礼

ありがとうございます >作品なんていわれる家には・・・ 良く聞きますその言葉! >お寺でも○○僧正が建てたといいますが・・・ そうですよねお寺も建てたのは大工や職人 お金も檀家さんが出したの ○○僧正が建てたといいますね >パーフェクトな人がいるわけではないでしょうから まさにその通りでしょうね! ありがとうございました。

  • sirousagi1
  • ベストアンサー率35% (730/2059)
回答No.3

確かにね・・・、でも呼ばれ方に特段の意味もないと思っています。 私もお客さんには先生と呼ばれたことがあります。 その時は、誰のことかわからずに“いつのまにか誰かきていたのか?”とキョロキョロしてしまいました。(恥ずかしい) 建築士の中には、お互いに「○○先生」をつけて呼び合う人もいますが、私は現場監督時代から現在まで設計者や監理者を「○○さん」でしか呼んだことがありません。一級の資格を取る前からです。税理士等他の資格者や議員にも同様です。その議員は大臣になりましたが先生と呼ぶ気もありません。 台湾へ行くと誰でも「××先生」となるんだそうで、現地では「××さん」という意味なんだとか。 現場上がりの建築士は、納め方を知ります。しかし、私のようなゼネコン出身と大工さんでは建物の構造からして違いはあります。 学術関係や意匠を専門にしてきた人は、確かに意匠的な考え方を優先する人もいます。 某番組に出る「匠」の裏話(番組以外)で、施主の希望通り「TVでやったみたいに」・・・やったはいいけど、雨掛りにマズイ材料を外部に用いて不具合だらけになってしまった。それでも2年先まで予定はいっぱいだとか。 設計者の中には、プライドを賭けたような言い方をする人も意外と多い。 「施工方法に無知」であるわけでもありません。多くは、カタログや製品の施工要領書を基に知識を持ちます。それが、経験の積み重ねとする現場との差異になります。 例えば、オートバイのタイヤの釘穴は小さければアロンアルファで応急処置ができるんです。これも経験。日光から大宮まで帰ってこれる。 職人は、「うち」がやった。と言いますね。建設会社も同様です。 設計者は、「○○先生の作品」と言ったりします。 私は、「設計でお手伝いさせていただいた」と言います。 すべては、今までに踏んできた環境によるものと考えます。 大手企業の発注者の中には「人の財布の中味で好き勝手にやられるのは不愉快だ」とするコメントを雑誌で読んだことがあります。 私も、設計者自身のものでない建築物は設計者の「作品」でないと思います。単に著作権でしかないものと感じています。

toyota-yy
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり先生と呼ぶ習慣は多いのでしょう <意匠的な考え方を優先>とはデザイン優先との事ですか? もしそうでしたら自分たちの現場の設計士さんもそんな方です この現場で洋室のフロアーと壁紙の間(巾木)がなく私たちが『なんで巾木が無いですか?』と問い合わせたら 『巾木が無い方がすっきりとして広く見える為』と言われたので 友人が『数年後隙間が出ますよ』と言ったら 『その時は白いコーキングをすれば良い』と答えてくれたため なるほどそんなかんがえもあるんだな!と思いました。

  • toteccorp
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回答No.2

いろんな職種がいるのです。 全てを把握している設計士はいないと思いますよ。 その必要も無いと思います。 設計士は設計するのが仕事です。 他は広く浅くでいいのでは。 ここは私が建てましたと言っても一件を一人で作ったとは誰も思わないでしょう。 そういう設計士をバカにし一喝せず、優しく教えてあげるのが良い職人なのでは。

toyota-yy
質問者

お礼

ありがとうございます。 別に設計士さんを馬鹿にはしていませんが たまたま私たちの作業区分の処にその方がこられて いきなり『なぜ**の接着剤を使わないのか!!』と怒鳴られ私たち作業区分の元請けの社長まで呼び出されたため 友人がそのような事を言ったら設計士さんが知らなかっただけという事です。

  • tadagenji
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回答No.1

建築=普請は巾も奥行きも広い分野で、デザイン専門の建築士(人)、構造設計専門の人、設備設計専門の人、工事専門の人、図面描き専門の人、など専門分野がたくさんありオールマイティな人はほとんどいないといってよいでしょう。 工事現場で先生と呼ぶのは、施工の細部を知らない設計者や施主の代理人である管理者のことを持ち上げて=馬鹿にして呼んでいるのです。 この人達に承諾を得ていれば工事後にトラぶっても先生が許可したと逃げられるでしょう。 今時、鏝絵を描ける左官屋は、かまどを造れる左官屋と同じく居なくなったというより、乾式工法が発達したので現場では必要としなくなりました。 

toyota-yy
質問者

お礼

すみません! お礼と補足間違えました。 ありがとうございました

toyota-yy
質問者

補足

ありがとうございます。 やはりオールマイティーは少ないのですね! 私は設計士さんは『先生』と呼ばれているためそれは頭の良い(自分ら凡人から比べると)何でも建築の事が分かる人と思っていました。 確かに今おいさん(左官の友人)は鏝絵だけでは食っていけないと言っていますので・・・・。 以前も友人の手伝いに行った時ピザ窯の工事をしていましたがそれはそれは私の思いもしない工法(砂を使い形を作り窯の天井をドーム型にしてレンガを積んでいた)を見たところをさすがとおもいましたがそれでも友人なのでおいさんと呼んでいます!

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