田舎で働く劣等感
24歳の地方公務員の女です。
私は人口5000人未満の小さな町で働いています。都市部の大学を出て、公務員試験で唯一合格できた地元に戻りました。
仕事をはじめて1年経ち、やりがいや楽しさも感じてはいます。職場でも国立大卒だということで大事にしてもらってますし、仕事も一生懸命やっているねと一定の評価は得ています。
しかし、大学時代の友人に会うと、皆都会の大企業で、高いビルの中の一角で働いてるような子ばかりです。友人たちは、つまらない仕事ばかりでもう仕事辞めたい、などと言っていましたが、やっていることは私とそんなに変わらず、私ならそんな場所に居られるだけで凄い嬉しいのにな、となんだかとても悔しい気持ちになります。肩書きだけで羨ましいんです。都会で、そんな有名企業で働けているだけで、故郷に錦を飾っている気がします。私は所詮地元に出戻り就職。情けなくて仕方ありません。
都会に遊びに行くだけで、周りは綺麗な服を着て、好きなだけ遊んで、自分の人生をやりたいように生きている感じがします。一方田舎の私は常に「〇〇さんの娘」「コネ就職」などと噂されたり、たいして私にはどうでもいい噂を延々と聞かされたりして、本当に息苦しいですし、ああ下らないなと絶望します。便利なお店も楽しめる施設も文化も教養も何もないから、それしかネタがないんだと思います。世間の目、を常に気にしなさいと親にも言われ、男性と遊びに行くことすら世間体で反対されます。今はいい子を演じて仕事してますが所詮それも世間体のため。そんな自分がふがいなくて辛いです。
職場にいるのも、失礼ですが高卒か、大学を出ても都会の職場で勤まらなかったような人間か、私のような新卒でここしか受からなかった能力のない人間ばかりなんだと思うと辛くなります。「自然に癒される」とか「のんびりできる」とか言ってここに移住し、働いてる人もいますが、所詮都会で使い物にならなかったのを適当にごまかしているだけに聞こえます。所詮都会から逃げたんでしょう?と。自分も就活に失敗したからこそ、そう思います。
大学時代にもっと頑張っていれば、都会で友人たちのように生き生き働けたし、田舎のくだらないしがらみも感じず自由に生きていけたんだと思うと絶望しかありません。
体調も崩さず、いじめられもせず、仕事も負担なくこなしていますが、仕事がなんとかなればなるほど他でも出来たんじゃないか、もっと頑張れるんじゃないかって考える毎日です。
だからといって、自分で会社を立ち上げて都会に出たり、転職する勇気も動機もなくて。つまらない自分に嫌気がさします。
こんな劣等感と、どう戦えばいいですか?今はもう後悔しないようにと仕事に向き合ってますが、どうしても、今更こんな仕事に対して後悔なくって言ってもな…もはや人生手遅れだな…と笑うしかない自分がいます。