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ウィルスのDNA
こんにちは。 まったく関係がないんですが、ふと疑問におもったので、書きました。 ウィルスについてですが、通常生物は自分のDNAを残そうとして働きます。植物でも種を残そうとして果実をつけて食べてもらって他の土地へ自分のDNA(この場合種?)を残し、動物の場合でも繁殖若しくは分裂等して自分のDNAを増やそうとしています。 ウィルスは人間等に寄生してその親?寄生しているものを殺してしまう。となるとそのウイルスは自分のDNAを増やそうとしても殺してしまうと増やす事ができません。当然、寄生している物体が生きている方が動き廻る場合が多いので、より多く自分のDNAを増やす可能性が広がります。これは自然界の法則のより多く自分のDNAのコピーを増やすという行為に反していると思います。 寄生している物を残らず殺すと、そのうち自分も死に絶えるのですから生き延びる可能性を自ら殺している。そんな生き物がなんで今まで生き延びているのか??? 不思議です。 どなたか専門の方若しくは詳しい方、私の疑問を解決して下さい。
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質問者が選んだベストアンサー
>寄生している物を残らず殺すと、そのうち自分も死に絶えるのですから生き延びる可能性を自ら殺している。 質問者さんのおっしゃるとおりです。 ウイルスによって、その宿主が皆殺しになってしまった生物は 現在生きていないでしょうし、そのウイルスも存在しないと思います。 >そんな生き物がなんで今まで生き延びているのか???不思議です。 これは、不思議では無いと思います。 答えは簡単、宿主が生き残っているからです。 つまり、ウイルスは「意思無く」宿主に、多かれ少なかれ、害をなしながら増えますが、 そんなウイルスに免疫系などで宿主も対抗するからです。 そして、あるウイルスを乗り越えたとして、そのウイルスが変異してまた宿主を攻撃する、もしくは宿主を別の生物に変えてしまう。 そして、またウイルスは増え、宿主は死ぬか(その場合、ウイルスも無くなるか、もしくは変異して宿主を変えるか)、 宿主はそのウイルスを克服するか(その場合、ウイルスが無くなるか、ウイルスは変異してまた感染できるようになるか、宿主はまた克服するか) そんなことを長い歴史の間繰り返してきて、今現在、その繰り返しの一部分を見ているのです。 インフルエンザを例に、考えてみてください。 毎年インフルエンザは人に感染していますが、人は克服します(治ります)。 しかし、また次にシーズンにはちょっと変異したウイルスがまた増えてきて人に感染しますよね。 そんないたちごっこの結果を見ているわけですから、ウイルスは現在も生き延びているし(というか生き延びることができたウイルスが生き延びている)、 宿主は現在も生き延びているのです(というか生き延びることができた宿主だけが生き延びている)。
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- 雪中庵(@psytex)
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#6の者です。ウィルスについての説明が欠けていました。 ウィルスもやたらに発病している訳ではなく、宿主の遺伝子に 入り込んで(溶原化といいます)、宿主の細胞分裂&増殖に よって増え、たまに発病して伝染するというパターンのものが 多いです。 この「遺伝子に入り込む」「発病して伝染する」時に、かなりの 致死率を発揮するだけで、ウィルスはそれだけに依存している 訳ではないので自滅しないのです。
お礼
回答ありがとうございます。 疑問の一端が解けてきました。 >それだけに依存していない。 確かに。それであれば理屈が成り立つような気がします。
- 雪中庵(@psytex)
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一般に、細菌にしてもウィルスにしても、毒性の強いものは 感染力の弱い傾向があります(たまにしか流行しない)。 おっしゃるような細菌は、常在菌として、体の内外に無数に います(「内」といっても消化管の中であって体内ではない)。 これに対して、生態系のニッチとして、「有害だけどたまに しか伝染しない」という方法論が成り立つわけです。 (基本的に「体内」への感染に対しては免疫機構が働くので 戦う=有害にならざるを得ない)
- Tacosan
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一般論ですが, 「宿主を殺す寄生者」はいくらでもいます. つまり, この問題自体はウィルスかどうかとは無関係に成り立つことになります. で, ウィルスに関して言えば「本来の宿主を殺すことは少ない」ってどこかにあったような気がする. つまり, 寄生の初期段階では相手を殺すべくいろいろな手段に出るんだけど, そのうち「互いに歩み寄る」ようになる, って話を見たことがある. もちろん「本来の宿主じゃない」やつに寄生しちゃったらいろいろあるけど, まあそれは互いに「運が悪い」ということで.
お礼
回答ありがとうございます。 確かに宿主を殺す寄生物の存在はあります。虫の中に小さい虫の卵をうみつけ体内の栄養をとり、外敵には大きい虫なので、守られて、栄養を取った段階でその宿主の虫を殺して自分は外に出る。 でもそれは自分のDNAを増やすという目的に合っているから合理的だと思います。 ウイルスの場合のDNAを増やす方法は宿主が死んだ場合と生きている場合とでは生きている方が格段に自分のDNAを増やす可能性が高いと思います。本人が短時間、それこそ1分で死んだ場合と10年生きている場合とでは宿主の行動範囲が違うので、その分自分の分裂したDNAを増やす機会がその生きている時間分だけ増えるとおもう。 それでも進化の過程でいまだにウイルスが存在しているのが不思議。
いま、新型インフルエンザが流行しています。 彼らは、人間の細胞内に入り込み増殖します。 もしかして、かれらは人間の細胞のDNAに 彼らのDNAを組み込ませようとしているのではなかろうか? それが最終目的では? いまのところ失敗に終わっているが じっとチャンスを伺っているような気がする。
お礼
たしかに。どこかのSFで使えそうですね。
- Gizensha
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宿主を確実に短期間に殺してしまうようなウイルスは宿主共々すでに淘汰されてしまっているのではないでしょうか。 もちろん、今後もそういったウイルスが出てくる可能性は十分にあります。 現在繁栄(といっていいのかな?)なウイルスはほどよく宿主を生かす事に成功しているものばかりでしょう。 また、宿主の過剰反応の結果、死につながっているケースもあるかと思います。 繁栄しているか絶滅しているかは運の影響が大きいかと思いますよ。
ウイルスは人間に寄生して増殖します。 増え過ぎて死亡する人も出てきます。 宿主を死亡させることが目的ではないような気がします。
お礼
回答ありがとうございます。 寄生しているものが死亡するのであれば結果として自分も一緒に死滅。 それが歴史として繰り返しているのであれば、種として生き残れない気がします。 死亡させるのが目的ではなくても結果、通常の宿主の寿命を自ら寄生した事により短くしているのであれば、よりDNAを増やすという可能性を自ら殺している気がします。それが生き物として成り立っていてまだ生きているのが不思議です。
- globef
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>そんな生き物がなんで今まで生き延びているのか??? ウイルスは、それ自身単独では増殖できず、 他の生物の細胞内に感染して初めて増殖可能となります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
お礼
寄生、若しくは感染して増殖するのであれば、寄生するものが長生きすると自分も長生きし、結果増殖も増える気がします。 要は寄生している生物が寄生主に悪影響を与えるのがおかしい気がします。生存する程度の悪影響であればいいですが、個体を死に自分も共倒れになるのがおかしい気がします。 共生していないですよね。不思議です。
お礼
回答ありがとうございます。 なんとなく理解できました。 ウィルスの問題が命題にみたいになってしまったけれど。 なるほどと思いました。 ウィルスと一部共生していると、ウィルスに対抗する事によりもしかしたら人間や動物も体内を強くしているのかもしれない。 そういう意味では極論ですが、必要悪なのかも知れない。