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ロジスティック回帰分析による原因解明
- 回帰分析でYの変動を説明する式を推定しました.X1のみを用いた場合,YはX1の上昇とともに大きくなるモデルになりました.しかし,X2も加えた場合,YはX1の上昇によって小さくなるモデルになりました.この解釈の正当性と,X1の効果が逆になる原因をお教えください.
- ロジスティック回帰分析においてYをX1とX2で説明する式を推定しました.結果として,X1のみを用いた場合,YはX1の上昇によって大きくなるモデルになりました.しかし,X2も加えた場合,YはX1の上昇によって小さくなるモデルになりました.この解釈が正しいのかどうか,また,X1の効果が逆になる原因を教えてください.
- ロジスティック回帰分析によって求められたYの推定式において,X1のみを説明変数とした場合,YはX1の上昇と共に増加する関係にありました.しかし,X2も説明変数に加えた場合,YはX1の上昇によって減少する関係になってしまいました.この解釈の正確性と,X1の効果が逆転する原因を教えてください.
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#3です.ついでに・・・ この解釈は正しいのでしょうか,について, (1)説明変数にX1のみを用いた場合,「X2は自由に変化しているとすれば」式1ように,X1の上昇によってYの値も大きくなるというモデルになりました. (2)しかし,説明変数にX2も加えた場合,「X2は固定して考えているので,X1の効果は遮断され」式2のようにX1の上昇によってYが小さくなるというモデルになってしまいました. と「」内を補足すれば,理解できると思います.
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- kamiyasiro
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早稲田の永田靖先生が詳細に述べられていたことを覚えていますが, 出典が不明なので,分かったら再度書きます. たぶん,品質管理学会誌ではないかと思いますが・・・. 定性的には次のような説明です. 【式1】 X1 → Y において,→の効果は「正」で, 【式2】 X1 → ↓ Y X2 → というモデルで,各→の効果は上から「負」「正」「正」となっている. X1の総合効果は,依然として「正」だが,大半はX2を通して観測されている. これは,パスモデルあるいは構造方程式モデル(SEM)と言われるものです.豊田秀樹先生の著書などが有名です. 永田先生は,このような構造の解明に,グラフィカル・モデリングという手法が役に立つと解説されていました.
- kgu-2
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>原因は何でしょうか 何も考えずに重回帰分析をやったから。 以前経験し、専門家に訊いても理解できず、以後重回帰分析には手を出さないようにしています。
- stomachman
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多分に起こりうることです。 たとえば、テキトーな正の定数kがあって、サンプル数をNとしてj=1,2,...,Nについて tj = k(j-(N+1)/2) logit(Yj)=-3.23-0.52tj+1.34(tj^3) X1j = tj X2j = tj^3 だった、なんて例を考えると、式2が残差なしでフィットするわけですけど、このデータに logit(Yj)=a+bX1j+rj (rjは残差) をフィットする(つまりΣ((rj)^2)が最小になるa,bを算出する)と、肝心の3次の項がないんで、「とにかくグラフが右上がり」ということを近似すべく、X1jの係数bは正にならざるを得ない。