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三端子レギュレータについて
三端子レギュレータ7805(1A)で12Vを5Vに変換するオーソドックスな回路を作りました。入力側に22μF、出力側に100μFの電解コンデンサ、入出力端子両方に0.1μFのセラミックコンデンサを取り付け、レギュレータの2倍くらいの大きさの方熱器を取り付けました。 5Vの出力ではPICマイコンを制御しているのですが、このレギュレータを高温になる場所で使用すると当然レギュレータの放熱効果が下がって出力できる電流量は減りますよね?ちなみに摂氏80℃で使用するとして、レギュレータでPICマイコンを動作させるのに充分な電力を取り出す事は可能でしょうか? (PICマイコンの動作温度は考えない)
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結論から言うと、使えないことはありません。 まず、レギュレーターの動作周囲温度(外気温)はだいたい85℃まで保証されています。また、動作時の接合部温度(レギュレータの中身)が150℃までです。 次に、最大負荷電流を約90mA(LED+PIC+etc)とすれば、レギュレータでの損失は約0.6Wと見積もれますね。 詳しい計算は省略しますが、おっしゃっている状況での接合部温度は100℃程度に収まります。したがって、動作保証範囲を数字上では満たしています。 ただし、周囲温度がぎりぎりなので、以下の条件も必ず満たさなければなりません。 「動作時の熱により周囲温度も上がるような密閉空間でないこと」 「回路周辺に熱が留まらない空気の流れ(ファン、対流など)があること」 なお、この考察はあくまで大雑把な計算であること、更に耐久性に関してはなんら考慮していないことを忘れませんように。
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- kabasan
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> 充分な電力 先にこれがわからないと正解は得られません。 PIC自身は10mAしか消費しませんし、出力負荷が軽ければ80℃でもまったく問題ありません。コンデンサにしたって、一般品レベルの85℃を保証しているのであれば長期安定性以外はまったく問題ありません。 まず、消費電流ありきであり、そこから動作中の温度上昇、供給可能電力(電流)が割り出せるのです。 また、想定される「摂氏80℃」とは、動作時に達すると思われる温度なのか、もともとその温度の環境で動作させようとするのでしょうか?
補足
ありがとうございます。 PICの消費電流ですが、8本のピン同時にLEDを駆動させるのが消費電流のMAXになります。10mA×8=80mAでしょうか(違いますかね?8ピン同時でも10mAなのでしょうか・・)。 それと、温度ですが、もともと摂氏80℃位の環境の中にレギュレータを置いて動作させるという事を想定しています。 ちなみに室温20℃程度でこの回路を動作させるとレギュレータは34~36℃程度まで上昇しました。
- angkorh
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No2に補足します。 シリーズレギュレータなので、入力と出力の電流は同じです。電流が1Aなら、入力側に抵抗をたとえば5オーム(5Wでは足りないから10W以上は必要)を入れると、先の計算のレギュレータ7W消費が2Wに減るので、その分レギュレータの発熱量が減り、壊れる時間が延びますよ。では。
- angkorh
- ベストアンサー率28% (9/32)
「PICマイコンを動作」は5V1Aでokなんですか? 三端子レギュレータは、この状態では、(12v-5v)×1A=7Wを消費します。 放熱器は温度抵抗が大事で、[℃/W]で上昇します。 それは外気温(あなたの言う、80℃)に加算されます。 問題は、そのとき、三端子レギュレータの内部温度が絶対最大定格を超えたら、そこで三端子レギュレータは壊れます(と思ってください)。 多分、先の計算値7Wぐらいなら、五分間は動くでしょう。 コンデンサは、発振防止とかリプル吸収のためなので、負荷が動くかどうかは別問題です。 では。
- taka113
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コンパレータなどの半導体が暴走してしまいますから、おそらく75℃近辺でレギュレーターのリミッターが働くでしょう。 温度保護のために出力電圧(もとい電流)が急激に下がりますから負荷の安定動作は望めません。 詳しくはメーカーから提供されているデータシートをご覧になるのがよろしいかと思います。簡単にダウンロードできますから。 いくら定格出力が1Aでも、やはり損失を考えると常識的に考えて出力電流と入力電圧を抑えるか、非常に大型の放熱器を取り付けるのが普通です。 私としては電解コンデンサのドライアップも気になります。これほどの高温だと、一般的な85℃温度保障のコンデンサを使っていては信頼性がイマイチかと。
お礼
なるほど、熱がたまらないようにいろいろ工夫してみます。 ありがとうございました。