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人工衛星に軌道についての質問です。
人工衛星に軌道についての質問です。 船舶が事故などを起こした時に、救難信号などを探知する探索救助衛星システム「コスパスサーサット」のイーパブという衛星は極軌道を利用していると聞きましたが、極軌道を利用することへの理由はどいういったものなのでしょうか? また、極軌道以外の軌道を使うとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか? 衛星と軌道についての知識が少なくて困ってます。 よろしくお願いします・・・
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極軌道とは、北極と南極の上空を通過する軌道の事です。 両極上空の間を行き来するのですから、その途中で赤道や中緯度地帯の上空も、通過します。 これに対して、極軌道ではない人工衛星は、高緯度地帯の上空に来る事はありません。 水平線の陰に居る衛星とは、電波をやり取りする事が出来ません。 衛星の高度が高ければ、衛星が水平線より上に見える範囲は広くなりますが、衛星との距離が遠くなりますから、強力な送受信機と大きなアンテナが必要になり、船に搭載する機器や衛星本体、そして衛星打ち上げのコストが高くなります。 従って、極軌道の方が都合が良いのです。
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- isa-98
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>極軌道を利用することへの理由はどいういったものなのでしょうか? おなじみのうねうねした軌道がこれです。 人工衛星は南北に移動しますが、 自転によって観測地が移動して行きます。 高度1000kmの周期が≒6hですから、 日によって観測地(対地軌道)はずれて行きます。 高度を変える事によって周期(時間)は変わりますから、 密な観測移動から粗な観測移動を選択する事が可能です。 (経度移動。) 本来の目的によって高度を変えます。 静止軌道(自転周期と衛星周期が同じ) この場合、赤道に軌道がなければなりません。 この為、高い緯度観測に不適な状態に陥ります。 故に、 静止軌道衛星高度+軌道傾斜角=高緯度低緯度移動 静止軌道衛星高度+離心率=±経度移動 近地点、遠地点移動=観測時刻変更 でもって不適観測地を補う場合があります。
お礼
詳しい返答ありがとうございます。 経度移動や観測時刻変更を行っているんですね。 とても参考になりました。
- debukuro
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極軌道だと地球を隈無くカバー出来るからです だからGPSも極軌道です これを俗に籠形軌道といいます
お礼
返答ありがとうございます。 GPSも同じなんですね。
- DIooggooID
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ご参考 http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/gmdss/cospas_sarsat/index.htm 地球の極軌道を周回する低軌道衛星システム(LEOSAR)と 赤道上に静止する静止軌道衛星システム(GEOSAR)とを連携して 利用することにより、キャッチした 遭難警報 を 地上受信局 (LUT)に伝えるための通信経路を短く、かつ常時通信することが できます。
お礼
返答ありがとうございます。 そうなんですね・・・ そんなにたくさんの衛星で構成されていたなんて驚きです。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 自分はなぜ静止軌道ではないのだろうかと思ってました。 でも、なぜ静止軌道だと都合がよくないかがわかりました。