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安定器(照明器具用)の構造、回路について
旧型のUV照射器が壊れ回路を確認しておりますが、 搭載されている安定器(トランスのような)の構造と回路構成がわかりません。メーカーに問い合わせましたが資料が無いとの事。 安定器が生きているかどうか確認したいのですが構造と回路がわかりません。 基本な回路と動作がわかれば教えていただけると幸いです。 よろしくお願いいたします。
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理論で言うと、専門家です。 UV照射器とは何かわかりませんので、経験者にしました。 放電の動作が入る照明器具に安定器が使われます。安定器の安定の意味は、放電による動作を安定に持続させる点を強調してつけた部品の呼び名です。一言で部品はコイルです。 放電は不安定ですぐ切れてしまうからです。 アーク放電による溶接の放電を安定に持続させる。 蛍光灯や水銀灯の放電を安定に持続させる。 放電回路に直列にインダクタンスL、つまりコイル、を接続すると、放電電流の電圧電流特性曲線が、垂下特性といって、概略、縄跳びの紐を両手を広げてたれ下げた形の特性曲線になり、放電は消えそうになると、電流増加し、大電流になろうとすると、垂下特性曲線に沿って、自動的に元に戻す作用が起きて、放電が持続するのです。図を書けませんので説明は省略します。 交流回路では、通常インダクタンスと呼んで扱いますが、★この安定作用を取り上げ、安定器と呼んでいるのです。電気回路には、電気の目にはR、L、Cしかないのです。 直流回路ではコイルは単なる電線(銅線)の抵抗回路にしかなりません。スイッチオンと切断の時だけ、変化電流になるので、コイルはインダクタンスの作用を示します。 特に切断時には、直流交流に関係なく、コイルの両端に高電圧を発生します。 蛍光灯のフィラメントの電子放出用の塗布物質が飛び散って管壁が黒くなるのは、切断時のコイルに発生する高電圧のためです。英語でスパッタリングと言います。 この安定器のコイルが電流切断時に高電圧を発生する動作は、蛍光灯を点灯する時にも使い、なくてはならないものになっています。 つまり、ONのスイッチを押して手の離して切ったとき、或いは、グローランプが点灯して電流を流していて、バイメタルが熱で伸びていってくっつき、冷えて縮まり、電流を切った瞬間、自動的にコイルの発生電圧で蛍光灯の管に放電が開始されるのです。切れ方が悪いと、高圧発生せず、再度、同じ動作が何度でも繰り返されます。水銀灯も同じと記憶しています。 電流を流して水銀を蒸気化しておく余熱する動作も必要です。以下省略。 参考 アンプ、コンピューター、テレビ、ラジオ、VTR ・・・・、電気機械器具全てのの中に、コイルが入っていますから、スイッチ切断時に必ず高電圧夏を発生しています。これで断線する可能性があります。 基本を知っていると、応用がききます。 大変もったいぶって失礼しましたが。 以上の理由で、安定器は、コイルです。UV照射器は見ていませんが、蛍光灯のは、インダクタンスを大きくするため、矩形状の鉄心の1辺にコイルを巻きつけます。 丁度トランスの鉄心に1次巻線だけ巻いた形のものです。 棒状鉄心に巻き線すると簡単ですが、磁力線回路(磁束回路)に空気が入り、インダクタンス効果が小さくなります。 以上。
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- taka113
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単純な蛍光灯を使用するものならおそらくただのコイルです。 構造はどうなっていますか? 普通の蛍光灯器具と同じならグロースタータが有るはずですが・・・
お礼
taka113さん、まずはありがとうございます。 物は、UV接着用のUV照射器で、ランプは水銀灯?がついているようです。 電源系にはこの安定器と、簡単な基板(トライアックとCRが付いている)が付いています。どちらが壊れているか確認したく安定器の構造がわかればと、、、。ライン的には、ホット側にのみ接続されているようです。
お礼
eiectronさん。ありがとうございます。大変参考になりました。 Lとして直列に入っていることがわかりましたので、 修理確認に参考になりました。 たまたま、安定器をはずして確認していると50Hzと60Hzの端子が別々についており片側が死んでいたようで付け替えると生き返ったような気配を示しました。 一応安全のため一点一点確認後電流値を確認しながら使用いたすこととしました。なお、No2は同様と解釈いたし、御礼は割愛さしていただきました。ありがとうございました。