“糖が他の物質と結合している場合のアノマー構造は不変である”理由
南江堂の「シンプル生化学」で、糖のアノマーについて説明している部分で、変旋光の説明の直後に「しかし糖が他の物質と結合している場合のアノマー構造は不変である。」という文章があり、この意味がいまいちつかめません。
過去の質問を参照したところ、
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=168676
に変旋光についての質問があり、
「この平衡が起こるには,開環したアルデヒド構造をとる必要があります。開環したアルデヒド構造をとるには,アノマ-位(糖の1位,開環構造でアルデヒドになる位置)がフリ-(別の糖などが付かない OH の状態)で存在している必要があります。」という回答がありました。
これをヒントに考えると、上であげた文章の言わんとするところは、「糖の1位に他の物質が結合した配糖体では、開環アルデヒド構造が取れなくなり、アノマー同士が交換できなくなる」ということでよいのでしょうか。
では、糖の1位以外の部位で他の物質が結合している場合は、アノマー同士の交換には何ら影響はないのでしょうか。
もしそうだとすると、“糖が他の物質と結合している場合のアノマー構造は不変である”というのは少々説明不足ですよね。
このような理解で合っているのかどうか自信がありません。どうぞよろしくお願いします。
お礼
半導体に出てくるドナー関連の話なんですね。 参考になりました。