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教えて欲しいことが…
γ線および荷電粒子と物質の相互作用がまったく判りません。物理学の知識があまり無いので、できるだけ詳しく教えてください。お願いします。
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荷電粒子と物質の相互作用では, ●電離損失: 荷電粒子が物質中の軌道電子を電離・励起させることで エネルギーを失う非弾性散乱. ●制動放射: 荷電粒子が加速度運動するとき, 電磁波としてエネルギーを放出する. ●クーロン散乱: 物質内原子との電磁相互作用によって起こる エネルギーを失わない弾性散乱. などが挙げられます. また,陽電子などが物質中に入ったのであれば 物質内の電子と対消滅が起こります. γと物質の相互作用では, ●電子対生成: 1.022MeV(電子質量の2倍)以上のエネルギーを持つ γの場合に起こります. ●コンプトン散乱: 光の粒子性を示した実験として知られる 電磁波が電子を弾き飛ばすという現象です. などが挙げられます. ざっと挙げればこんなところでしょうか。
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- guiter
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> どんなときに(どんな状況で)、 物質中に荷電粒子やγが飛び込んだときには 今までの回答に出てきたような話はいつでも起こっています. uhyohyohyo さんが書かれているように飛び込んだもののエネルギーによって, どの効果がメインで効いてくるかが変わるだけです. > どうして(何故)起こるんでしょうか? ここに出てきた例はすべて電磁相互作用によるものです. したがって,物質を構成する荷電粒子と飛び込んできた 荷電粒子やガンマ線が相互作用するからということになります. もっとエネルギーの高いものを物質中に打ち込むと, 電磁相互作用以外に起因する粒子が現れたりもします.
お礼
どうもありがとうございました。
- uhyohyohyo
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私の分かる範囲でguiter様のに肉付けを… γ線に関してはこの2つの他に光電効果というものがあります。光は主として物質中での相互作用の相手が電子なのですが、この光電効果は物質中の軌道電子(原子核に束縛されている)を切り離して、その電子がのこりのエネルギーをもらって元気に飛び出していく現象です。 γ線に関する相互作用はこの3つが主たるものです。そして、γ線のエネルギーが 低→高になるに従い、光電効果→コンプトン効果→対生成と重要になってきます。 また、相互作用する物質のZ(原子番号)の 光電効果…4~5乗 コンプトン効果…1乗 対生成…2乗 に比例して相互作用しやすくなります。 ちなみに、γエネルギーがさらに高くなると(だいたい20 MeV程度)原子核の陽子と中性子の振動に対応して、電気双極子的な共鳴が起こったりします。光核反応といって原子核との直接の相互作用なのですが、これが起こると束縛エネルギーを超えて励起状態になるので陽子や中性子の放出、あるいは色々な形での原子核の崩壊が起こり得ます。 ところでコンプトン散乱というのを挙げました。これは光が電子に衝突するイメージですが、逆コンプトン散乱というのもあります。これは高エネルギーの電子が光を叩きだして高エネルギーγを発生させます。この反応を利用して強い放射光を作り実験をしたりすることも。
お礼
どうもありがとうございます。 電磁波が物質に働きかけるんですね。
補足
回答どうもありがとうございます。 物質との間にいろんな作用がおこるんですね。 ところで、これらの相互作用ってどんなときに(どんな状況で)、どうして(何故)起こるんでしょうか?