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ポリ酢酸ビニルについて

学生実験でポリ酢酸ビニルをつくりました。これはとても硬くてエンタルピー弾性のポリマーであると思ったんですが、ポリ酢酸ビニルはチューインガムにも使われており、それを考えるとPVAcはエントロピー弾性のような気もします。お願いです、PVAcはエンタルピー弾性かエントロピー弾性か教えてください。

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  • psa29
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回答No.2

高分子の非結晶部分は、ガラス転移温度よりも低い温度では、主にエンタルピー弾性を示し、ガラス転移温度よりも高い温度ではエントロピー弾性を示します。 しっかりとしたエントロピー弾性(ゴム弾性)を示すためには高分子鎖がズルズルとずれていかないように或る程度の架橋構造、または拘束構造が必要です。 輪ゴムは天然ゴムを加硫したもので、室温ではエントロピー弾性を示しますが、液体窒素などで凍結させると(ガラス転移温度如何に冷却すると)エンタルピー弾性になってしまいます。 ポリ酢酸ビニルもガラス転移温度以下ならばエンタルピー弾性を示します。 ポリ酢酸ビニルのガラス転移温度は丁度体温に近かったように記憶しています。 そこで、室温ではエンタルピー弾性に近くて硬いのでしょう。 口の中ではエントロピー弾性となり、柔らかくて伸びるようになります。 なお、温度をガラス転移温度よりも高くしていくとエンタルピー弾性からエントリピー弾性に転移していくので、弾性率は急激に低下していきますが、融点や沸点などの1次転移点ほど急激ではありません。

その他の回答 (1)

回答No.1

学校でどの様に教えるかは解りませんが、常識的には、すべての有機材料は両方の性格を備えていると考えるべきかと思います。気が向いたら「粘弾性体」のお勉強をされると良いと思います。ゴムやプラスチックの弾性はこの概念で語るべきものです。また、硬さ(弾性係数)と弾性の形態は明確な関連性はありません。典型例をイメージでとらえられておられるかと思います。

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